NGE

【インタビュー】長谷川アーリアジャスール「雌伏の時を経て」

103月

「結果を出す」

グランパス新体制発表の場で、

長谷川アーリアジャスールは

何度もこの言葉を口にした。

その言葉に秘めた決断と覚悟とは−−。

雌伏の時期を乗り越えた“流浪の民”には、

名古屋で輝く未来が待っている。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


グランパスに加入してから、2カ月ほどの期間が過ぎました。長谷川選手は昨シーズンまでに6つのクラブに在籍してきましたが、それらのクラブと比較して、グランパスというクラブにどのような印象を持ちましたか?

長谷川 素直にビッグクラブだと思いましたね。これまで日本で比較的大きなクラブに在籍していましたけど、どのクラブと比べても引けを取らない環境が整っていますよね。クラブハウスは本当に立派です。居心地はすごくいいですよ。周りにはうまい選手がたくさんいて、風間監督の下で自分のやりたいと思っていたサッカーができています。いろんな刺激や新しい発見があるので、本当に充実した毎日を過ごしていますね。


グランパスのチーム状態についても教えてください。多くのクラブに在籍してきたことで、素晴らしい1年を過ごしたことや、反対に残念ながら不調のシーズンに終わったことなど、様々なチームの状況を見てきたと思います。そのような経験を持つ長谷川選手の目には、今のグランパスがどのように映っていますか?

長谷川 すごくいいチームだと思っています。風間監督が指揮官に就任してから1年が経過して、目指しているサッカーが浸透してきていますよね。そこに、また新しい戦力として僕たちが加わりました。練習に参加した当初、以前から在籍していた選手たちに置いていかれないように、新加入組の僕たちはついていくのに必死でしたよ(笑)。このチームは本当に練習への意識が高いですね。(佐藤)寿人さんや玉さん(玉田圭司)、ナラさん(楢﨑正剛)といった素晴らしい選手たちが、常に明るく、分け隔てなく話してくれるという環境を含めて、ピッチ外の雰囲気もすごくいいと思います。若い選手も伸び伸びできる環境だと思いますね。全体的にまとまっているチームだと感じています。

(残り: 5595文字 / 全文: 6470文字)

この続きをみるには

この記事の続きは会員限定です。
JリーグID登録と購読手続が
完了するとお読みいただけます。