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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節 大分戦 前々日監督会見

113月

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本日3月11日(月)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節の大分戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


―13日、大分とのルヴァンカップ第2節に臨みます。

チームがやる気に満ちているというのはすごくいいことだと思います。ただ、まだまだ自分たちの思った通りにすべてがいっているわけではありません。まだまだ足りないし、まだまだ伸びなければいけない。俺たちの中で大事なのは、内容を積み重ねていって、その中で進化していくこと。そこのところを確認しながらみんなでやっているところです。


―本日のトレーニングはいかがでしたか?

すべての選手から「試合に出て、自分が(チームを)勝たせる」というメッセージが伝わってきています。そこはすごく大切にしていきたいですね。ただし、技術、戦術眼、状況判断といったところをもっと高くしていかないといけません。スピードが上がればまた一つ段階が上がるので、全員についてきてほしいなと思います。選手の能力はどんどん上がっていて、能力の高い選手も入ってきてくれました。そうなると自然にスピードが上がってくる。その中でどれぐらいの選手が伸び伸びとプレーできるか、そこが一番のポイントかと思います。


―ルヴァンカップ第1節の神戸戦では、最終ラインの背後を突かれるシーンが多く見られました。

本来はそういうボールがないようにやっています。一つは自分たちが無駄なボールロストをしないこと、もう一つは的確なポジションを常に取り続けること。そういうところで一つ遅れてしまえば、敵のポイントになってしまいます。どれだけ頭を休ませずによく見ておけるか。試合をやりながらそういう取り組みができるという意味で、いい機会になると思います。


―9日のG大阪戦では、最終ラインがかなり高い位置を保っていました。

「ラインを上げると、後ろにスペースができてしまう」というのは普通の人たちの考え方です。でも、まったく違うんでね。緩んだ時間だけやられてしまっただけで、緩まなければそういうことは起こらないということ。まったく違うものだと思いますよ。最終ラインがどうではなくて、自分たちの距離でどうやるか。最終的には相手のFWを走らせないコントロールをしておくということです。神戸戦もそうですけど、緩んで受け入れてしまった時にピンチが来ている。もっと精密にしていかなくてはいけないと思います。でも、それは後ろだけの問題ではありません。全員の立ち位置、戦術眼ですから。もう一つ言えば、もっと相手を崩せばさらに起こらなくなることでもあります。攻守一体というのはそういうことです。ただ、速くはなっていると思いますよ。90分、頭を切らさずにやれるか。そこが一番伸びなくてはいけないことだと思います。もっと崩せるようになれば、自分たちのテンポも楽になると思うので、そこは要求していきたいですね。


―ショートカウンターを仕掛ける機会が増えてきたように思います。

ショートカウンターというよりも、敵陣でサッカーをやれているんでね。それが自分たちのコートの作り方だと思います。その中でボールが取れればそのままゴールまでいけます。ただ、ボールを取られないでそのままいってくれればそれでいいんですけどね(笑)。


―神戸戦では武田洋平選手が積極的にボールに関わりました。武田選手に求めている役割の一つなのでしょうか?

すべて自分の判断ですよ。キャンプからやっていますし、普通のことです。そこに入っても入らなくても、自分たちがうまくやれればそれでいいと思います。俺たちはパターンで何かを作っているわけではないんでね。システムは11人ですから。ミッチ(ランゲラック)も変わってきていますよね。でも、選手にやらせて優位性を作りたいわけではないんです。優位だから余計にできるということ。どこまでやるか、それは自分たちの判断でやってくれればいいと思います。


―最前線で起用している長谷川アーリアジャスール選手には、どのような役割を求めているのでしょうか?

彼が一番生きるところ、ということですね。何かのシステムというよりも、その流れの中で彼がどう判断をしながら入ってこれるか。ポジションを変えたことについて、みんな注目していますけど、アーリア自身が変わってきている、伸びてきている。それがすべてだと思います。

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