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明治安田生命J1リーグ第1節 鳥栖戦 前々日監督会見

212月

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本日2月21日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第1節のサガン鳥栖戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


ー開幕戦を二日後に控え、現在の心境を教えてください。

準備してきたことをしっかりとグラウンドで出せればいいなと思います。


ーオフシーズンでは実戦を重視して取り組んできました。チームの仕上がりはいかがですか?

選手の集中力がすごく高く、「いい集団になった」という手応えはあります。


ー新加入選手たちの適応に関してはどのように感じていますか?

チームが一つになっています。チームというのは1年を通して伸びていくものですけど、ここまではまとまりを見せてくれていますし、競争もしてくれているので、すごくいいんじゃないかなと思います。


ー昨シーズンとどういった違いのあるサッカーを見せてくれるのでしょうか?

それは皆さんが見てください(笑)。


ー選手に求めていきたいものは?

正確性ですね。正確性というのは速さを生みます。そこの速さで昨シーズンを、少しではなくかなり上回ってほしいなと思います。


ー開幕戦の相手であるサガン鳥栖に対して、どのような印象をお持ちですか?

新しい監督、新しいチームになっていますので、それほど多くの情報はありませんけども、自分たちらしく、自分たちが主導権を握ってやれれば相手というのはあまり関係ないと思うので。そこに焦点を当ててやっています。


ー鳥栖に在籍するフェルナンド・トーレス選手についてはどのような印象を抱いていますか?

サッカーというのは一人でやるものではありません。どちらがゲームを優位に進めるかどうかで目立つ選手は変わってくると思います。4番バッターには必ず3回、4回の打席が回ってきますけど、サッカーはそうでないんでね。自分たちらしくやりたいと思います。


ー監督自身、グランパスで3年目のシーズンとなります。2019シーズンの目標は?

いつも通りですね。1試合1試合しっかりと勝っていくこと。それからもう一つは“どう勝つか”を確立していきたいなと思います。


ーファン・サポーターに注目して見てもらいたいところは?

やはりゴール前ですね。サッカーにおいて、ゴール前が一番迫力があって、おもしろい。それから意外性が出てくると思うんでね。多くのゴールを取る、多くのチャンスを作るというところ、そこを大事にしていきたいなと思います。


ー今シーズン、どのように戦っていきたいですか?

リーグ戦だけではありませんからね。かなりの試合数がありますから、このグループ全員で1試合1試合を全力で、それから丁寧に試合をやり続けられるように。そういう集団になっていけたらいいなと思います。


ー今シーズンは「攻撃だけでなく守備においても相手をコントロールすること」を強調しているように思います。

自分たちの形ですとか、どれぐらいのところでゲームができるかという部分では、形を持ったチームだと思います。その中で出てくる現象に対し、一つひとつ丁寧にアプローチしていくということです。そこで守備の話、細かいポジショニングの話も出てくると思います。守備のために守備をするわけではありません。攻撃のために攻撃をするというよりも、とにかくゴールを取るために、自分たちができるだけ敵陣でサッカーをしたいということなので。目を離さずにどんどんどんどん連続でね。攻守の切り替えという意味ではなく、連続です。連続ができるようにチーム全員が意識してやっているところです。そういう選手が増えていってほしいなと思います。


ー速さというのは、これまでに見てきたJリーグの他クラブよりも速いと感じていますか?

丁寧にやれた時は速いでしょうね。ただ、まだまだ速くなると思いますし、選手たちはそういう意識も持っていると思います。とにかく丁寧にやる、それからやり続けることができれば、すごくおもしろいものができるんじゃないかなと思います。


ーチームに対し、非常に高いレベルのものを求めているかと思います。3年目になったからこそ求めることができているのでしょうか?

もちろん、選手ありきですから。俺の勝手な理想をやるわけにはいかないので。そういう意味では選手たちが作っていくものです。その中で選手たちにどのぐらいのものを与えれば進歩があるか。形のないサッカーなので変化はずっと続くものです。みんなが1年間を通して変化していければいいなと思います。それが難しいところでもあるし、一番おもしろいところでもあると感じています。


ー監督の狙いを、選手たちは体現してくれていると感じていますか?

それはこれからですね。ここまではしっかりと準備してきましたけど、本番になってみないと分かりません。試合をやりながらでしか、本当のところは確かめられないので。そういう意味では、1試合目からそういうところが出てくればいいなと思います。


ージョー選手を副キャプテンに任命しました。彼を選んだ意図は?

マル(丸山祐市)とともにチームがよく見えている。それから選手として頭のコンディションが一定ですごく冷静です。昨シーズンの実績もそうですね。それは得点王になったということではなくて、チームの中でやってくれていた役割が非常に大きかったということです。ただし、このチームは全員がムードメーカーになるし、全員が闘えると思っています。


ージョー選手のコンディションはいかがですか?

昨シーズンに初めて見た時のジョーとはまったく違います。コンディションもいいですね。チームの中での役割も分かっています。(昨シーズンとは)比べようがないというか、どんどん進歩していると感じます。


ープレシーズンは“競争”という言葉を強調してきました。メンバー選考に関して、迷う部分はありますか?

まだまだ迷っていますよ。1年間迷いたいですね。


ー変化について、チームに対してどのようなアプローチをしていきたいと考えていますか?

僕が作るだけのものではありません。変化が出てきた時に変わっていくものなので。いつも言っているように、一番速い選手のスピードについていって、それを追い抜いていかなくてはいけない。そういうことなので、何かをするわけではありません。


ージョー選手に続き、二桁得点を記録する選手が出てくる予感はありますか?

出てきてほしいですよ。たくさんのチャンスを作ることができれば出てくると思います。そうなれるような選手が何人かいますから期待しています。

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