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【特別対談】ジョー×ランゲラック「2018シーズンを終えて」(後編)

1812月

2017年のブラジル全国選手権得点王かつMVPで、ブラジル代表でのプレー経験を持つジョー。

現役のオーストラリア代表で、ドイツの名門ドルトムントで長く活躍してきたランゲラック。

彼らは来日初年度から、大きな期待に違わぬワールドクラスのパフォーマンスを見せつけた。

離日を前に、最前線と最後尾からチームを支え続けてきた2人による対談が実現。

日本やグランパスのサッカーから異文化での生活まで、激動の2018シーズンを振り返ってもらった。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


※前編はコチラからご覧いただけます。


―チーム内で英語を話す選手は多くありません。英語で話せる選手同士として、お二方の関係はいかがでしょうか?

ランゲラック ジョーのことはもちろん好きですよ。とても落ち着いていますし、気軽に話せますしね。世界的に有名な選手ですけど、驕ったところは一切ありません。選手やスタッフなど、クラブのいろいろな人とコミュニケーションをとっています。彼のそういった姿勢はチームにとってとてもいいことだと思いますし、それがチームの雰囲気にも出ていると思いますよ。一方で私は静かな人間なので、全員とよく会話をしているわけではないですね。それでも全く問題ありません。そういった状況にも慣れていますしね。8年を過ごしたヨーロッパでは英語や第二言語で会話できることが多かったのですが、そうではない日本でも普通にやれていますよ。

ジョー ミッチは私の英語学習に一役買ってくれていますね(笑)。

ランゲラック そうかもね(笑)。

ジョー イングランドで2年間を過ごしましたけど、当時は英語でしゃべることが少し怖かったんです。ミッチとしゃべることができるので、日本に来てからの方がうまくなったんじゃないかな(笑)。チームには日本語しかしゃべれない選手、ポルトガル語しかしゃべれない選手もいますけど、トニー(佐々木トニー通訳)やレオ(上原レオナルド通訳)がいるので、コミュニケーションは問題ないです。ポルトガル語をしゃべれる日本人はあまりいないですけど、英語をしゃべれる人が少しずつ増えているので、来年はミッチにとってやりやすくになるのではないかと思いますね。ただ、今の状況でもコミュニケーションの部分に問題はないです。

(残り: 3473文字 / 全文: 4420文字)

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