12/1(土)、明治安田生命J1リーグ第34節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムで湘南ベルマーレと対戦し、2-2でドロー。試合終了後、ジョー選手、小林裕紀選手、前田直輝選手が試合を振り返りました。
ジョー選手
―J1残留を決めました。今の気持ちを聞かせてください。
すごくうれしいです。今は「やりきった」という感覚がありますね。今日は自分たちが望んでいたスタートをきることができませんでしたが、集中力を高めて、全員で乗り越えることができました。最後の最後まで苦しかったのですが、残留を決めることができてうれしく思います。この1年はいろいろなことがありました。チーム全員で闘い、それを乗り越えることができました。最後の1秒まで自分たちの力を信じ、残留を決めることができたのですごくうれしいです。
―満員のスタジアムで残留を決めました。
本当に良かったです。苦しい状況の時から、サポーターの皆さんは諦めることなく一緒に闘ってくれました。そういったサポーターがいてくれたおかげで、チームは強くなれたと思います。心から感謝しています。
―かなりのプレッシャーがあった試合だったのでは?
そうですね。勝たなければいけない試合でしたが、同点でも残留できる可能性がありました。最後まで自分たちを信じてくれたサポーターに感謝したいです。
―前半に2失点を喫し、苦しい試合展開となりました。
本当に苦しい状況でしたが、2失点した時でも落ち着いてやらなくてはいけないと考えていました。僕のような経験のある選手が、経験のない選手にアドバイスできたことが大きかったと思います。落ち着いてやれたことが2得点につながったと思います。すべての結果が自分たちに味方してくれて良かったです。
―試合終了後、J1残留が確定したことはどのように伝わったのですか?
正直、試合の途中から他会場の結果が気になっていました。試合中から試合後まで、(川崎対磐田の試合が)まだ1−1だということは耳に入っていました。試合中は「勝たないといけない」という意識でいっぱいになっていましたけど、コントロールしながら最後まで闘えたと思います。
―24得点を決め、得点王のタイトルを獲得、そしてクラブのシーズン最多得点記録を更新しました。
日本に来た最初のシーズンで得点王になることができてすごくうれしいです。ただ、それは自分の一番の目標ではないと当初から言ってきました。自分の目標はクラブでタイトルを獲得すること、名古屋グランパスというクラブを一番にしたいということです。一方でFWの選手にとって得点王は大事な賞でもあります。自分一人では獲得できないものなので、この賞はチームメイトのみんなのおかげです。また、最初からずっと支えてくれたサポーターの皆さんにも感謝したいです。
―この1年を振り返っていかがですか?
最初は困難が多くありました。以前から適応するには6カ月ほどかかると思っていて、実際に半年経つ頃には馴染むことができたと思います。僕の適応をサポートしてくれたチームメイト、コーチングスタッフ、すべてのスタッフに感謝したいですね。また、自分の苦しい時期をサポートしてくれた僕の家族にも感謝したいと思います。
(残り: 1718文字 / 全文: 3043文字)