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明治安田生命J1リーグ第32節 清水戦 前々日監督会見

811月

本日11月8日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第32節の清水戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


―チームの状況はいかがですか?

いいと思います。この3連戦の中で選手がうまく循環していますから。それは連戦の前からでもありますけどね。すごくいい感じだと思います。


―C大阪戦では若手選手の活躍が目立ちました。チームに刺激を与えている感覚はありますか?

これをずっと続けていきたいと思います。


―大胆な選手起用が奏功している印象です。

選手は全員一緒だということを分かっているため、選手たちは準備ができていると思います。それがチーム力を上げていくということでもあるので。新しく出た選手たちもやるべきことを整理してやれていたと思います。もちろん、まだまだ満足はしていないですけどね。チームの中で“分かっていること”が少しずつ上っているのかなと思います。


―リーグ戦7連勝を飾って以降、連勝から遠ざかっています。連勝するために必要なことは?

一番はコンスタントにやってもらうことです。若い選手が多く、一人ひとりに波があります。もったいないゲームは何度もありました。強いチームになっていくためには、選手がコンスタントに力を出さなくてはいけない。そのために我々も仕掛けはしますけど、そこのところで選手も自覚を持って最低のアベレージを少し上げてほしいと思います。


―C大阪戦で選手たちが見せたパフォーマンスにより、選手起用の選択肢が増えたのではないでしょうか?

それがチームですからね。1試合ではなくて、ずっとそういうふうにやってきたわけですから。一つでも二つでも増やさなくてはいけない、そういう集団になっていかなければいけない。これは今に始まったわけではなく、ずっとやってきていることです。たくさんの選手が(選手起用の判断に関して)迷わせてくれればうれしいですね。


―9月15日の長崎戦以降、複数得点から遠ざかっています。

チャンスはありますからね。チームができることは何かと言えば、チャンスを作ること。あとは個人のところですから。チャンスができなければチームのことだと思いますけど、チャンスがある以上は一人ひとりがそこで決めきることです。


―終盤戦で重要になることは?

いつも通りですね。目に見えないものを相手にする必要はなく、一つずつ闘っていくしかないです。そういう意味では、次の一戦がすべてで、それが終わったらまた次の一戦。ずっとそういう戦い方をしているので、そこに変わりはありません。


―“注意力”という言葉を使う真意を教えてください。

やっていないこと、理解していないことは注意力ではありません。でも、やれていることをやれないというのは注意力です。足の出し方であったり、ボールの止め方であったり、そういうところで高い注意力を出せていれば、自分たちはもっと勝てているはずです。それはすごくもったいないので、選手たちには注意力という言葉を使って話し掛けています。集中力というのは少し大きいもので、注意力というのはできる最善のことを尽くすということ。練習や前の試合で出していないことをやってしまうということ自体、注意力がないということです。試合に勝つためにはそういうところが大事になるので。最善を尽くすための注意力、そこが勝負の分かれ目になります。うちの選手にはもっと意識させないとできないところがあります。もちろん、そういうミスをしない選手たちもいるけど、そこのところのギャップを埋めていかないと、常に試合に勝てるようにはなりません。そういう意味で注意力はすごく大事だと思います。


―C大阪戦では注意力の部分で改善が見られた印象です。

注意力というのは急に言って分かるものではなく、積み上げてきているものです。相手の陣内である程度の形でサッカーができた上で、いろいろなものが進んでいく。そのために何をするかをずっとやっています。選手が注意深くやるというのは消極的にやるということではなくて、最善を尽くすということです。そうすればいい入り方にはなると思います。この前はグラウンドがあまり良くなかったので難しいところはありましたけど、それでも相手陣内で長い時間を費やしました。そういう意味では、ああいう形をイメージして、どんどん増やしていければいいなと思います。


―宮原和也選手の状態はいかがですか?

着実に良くはなっていますけど、筋肉系のケガは目に見えるものではないので。間に合ってくれればいいなとは思います。