10/19(金)、明治安田生命J1リーグ第30節が行われました。名古屋グランパスは三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソルと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。
風間八宏監督
今日は小西社長のお誕生日なので、なんとしても勝ち点3を取って帰りたいと選手たちも一丸となって最後まで集中してやってくれたと思います。良い時間と悪い時間、その中で自分たちがどう判断できるかというところに関しても今日は良かったと思います。チャンスのところでもう少し早く点が取れていればもっと良かったのかもしれませんが、選手はそれぞれの中でしっかりと役割、あるいは何をすべきかということを最後までしっかりとやってくれたいい試合だったと思います。
ー前節、FC東京戦から3バックへと変更し、今日は無失点で抑えましたが、守備への評価をお聞かせください。
いつも言っているとおり、守備だけということではないので。どれだけボールが持てるか。いままでもそうなのですが、自分たちが崩されるというよりは、相手にボールを渡してしまい勢いを付けさせての失点が多かったので、それをしっかりしようと。今日も多少あったのですが、それは減らしていきたいなと。そしていつも言っているとおり、システムが先ではなく、今どんな選手がいるか、個性が出て攻撃を面白いものにしたいと思うので、今日はこのような戦い方、システムで試合に臨みました。
ー開始から20分は、まさに相手にボールを渡してしまったり、攻撃でも合わないことが多い時間帯でしたが、そのことをどうお考えでしょうか?
リズムが悪い時間に慣れてもらっては困るのですが、そういうこともあるので。相手が最初から勢いに乗ってきますので、そこのところをもう少し軽くいなせるようになれば、もっともっと自分たちの時間が増えてくるようになると思います。その中で意識をしてやらなければいけないのですが、一人ずつの意識のレベル、これをトレーニングの中から上げていかなければならないなと思います。
ーゲームのコントロールという面が良くなっていることを監督自身も評価されていると思いますが、相手の攻撃を中盤から後ろでうまく抑えていたことについて、具体的な感想をお聞かせください。
開始から20分くらい、シャビエルの立ち位置での理解が少し薄かったことがあり、試合中にそこのところを修正した。それによって自分たちが前に行かさないということもうまくできるようになりました。もっと最初からそのようにやれていれば、もう少し楽に戦えるのではないかと思いますし、守備のところで自分たちのポジションを崩してしまっては攻撃の時に自由になりませんので、それも含め、攻撃の時間を増やすためにも、もっともっと緻密にやっていきたいと思います。
ー開始から20分は柏レイソルにスピードがありましたが、それでも最後の部分までプレーさせていなかったようにも見えましたが?
ずっとやっていることなのですが、カウンターは自分たちのミスから相手に起こさせてしまっていることなので、カウンターを狙われるという意識はないのですが、時間は自分たちの中で調整することに取り組んでいます。後ろの選手たちが、時間をうまく稼げるようになったと思います。それから、前の選手もハードワークをして戻ってくる、そしてボールを取って同じ距離を前へと行けるようになってきていると思います。