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【インタビュー】ジョー「“最高のグランパス”を披露するために」

282月

2017年度のブラジル全国リーグMVPにして得点王−−。

助っ人外国人としてグランパスに加わったジョーは、

開幕戦でその前評判に違わぬ規格外のプレーを披露した。

それでもこの“大物”は、未だ自身が8割の状態だと語る。

我々はまだ、“最高のジョー”を知らない。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部




今年1月にチームに加入してから、約1カ月半の時間が経過しました。タイと沖縄でのハードな春季キャンプを終えた後、先週末にガンバ大阪とのJリーグ開幕戦を戦いました。初戦で勝利を収めたチームの仕上がりについて、どのように評価していますか?

ジョー チームの状態はとてもいいと思います。1月の始動の頃と比較すると、すごく成長しましたね。それぞれの選手が監督の要求に対して、しっかりと動けるようになってきています。私個人としては、フィジカル面が良くなっているとは言え、もう少し上げていく必要があると感じています。それが可能になればいいシーズンを送れると確信しています。


始動した直後は「チームのスタイルを完全に把握できていない」、「練習をこなす中で監督からも要求が出てくる」と語っていました。約1カ月半が経過したことで、チームにフィットしてきている実感を持っていますか?

ジョー すでにオフ明けから1カ月半を超える日々のトレーニングを積んできました。そこで感じたのは、グランパスのサッカーは自分の好きなスタイルだということです。キャンプ前に言ったように、元々展開の速いサッカーが自分の好きなスタイルですしね。ただ、自分が想像していたよりも早くグランパスのサッカーに順応できていると実感しています。もちろん、もう少しすり合わせが必要な部分はありますが、キャンプ中の練習試合から得点もできていましたし、開幕戦でもゴールを奪うことができました。その点については満足しています。監督からは、特に相手DFとの駆け引きをする動きの部分について指示を受けています。しっかりとボールを引き出す動きを続けることですね。この点はこの先もっと改善していきたいです。

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