本日8月30日(木)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施しました。練習終了後、中谷進之介選手、ガブリエル シャビエル選手、相馬勇紀選手が取材に応じ、9月1日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第25節のジュビロ磐田戦に向けた意気込みなどを語りました。
中谷進之介選手
―前節の浦和戦をどのように見ていましたか?
グランパスらしいサッカーができていましたし、すごくいいゲームだったと思いました。もっと試合に出たいという気持ちになりましたね。“リセットする”という意味合いで、いい機会になったのかなと思います。
―新井一耀選手とのいい競争が生まれているのでは?
チームに争いがあるのは当然のことです。頑張っていきたいと思います。
―磐田戦に向けて、今の心境を教えてください。
チームが6連勝をしている中で、前回試合に出られなかったからといって焦ってはいけません。自分らしくやっていきたいと思います。
―1試合空いたことによる変化はありますか?
いや、全くないですよ。練習試合もできましたし、練習もしっかりできているので。問題ないと思います。
―磐田の川又堅碁選手に対して、どのようなイメージを持っていますか?
川又選手はヘディングだったりクロスへの入り方が一つの特長です。ジュビロというチームは一体感がありますし、チーム力という面ですごく特長のあるチームだと思っています。うちはうちらしくやりたいと思います。
―勝ち点が近いチーム同士の対戦です。
ずっとそういう闘いが続いています。その方がヒリヒリしますし、上を見ている方が楽しいので。今は勝ち点を積み重ねていけているので、しっかり勝つことを意識していきたいです。ここで一回区切りがあるので、7連勝して気持ちよく終わりたいなと思っています。
ガブリエル シャビエル選手
―9月1日に対戦するジュビロ磐田の印象は?
前回対戦した時の記憶も含めて、強い相手であることは間違いありません。明日、磐田の情報が入ってくるので、それに合わせて準備していきたいと思います。
―昨日の練習ではクロスボールへの対応に取り組んでいました。
クロスは試合のポイントになると思います。相手はクロスボールからの攻撃が特長なので、しっかりと守備を整える必要があります。
―前半戦と後半戦で、攻撃面で変化したところは?
前半戦のスタートは悪くなかったものの、途中から勝つことができなくなりました。悪い試合をしていたわけではなかったですけど、結果が出ていなかったんです。中断期間でいいトレーニングをした結果、後半戦では結果を出すことができています。また、勝つことにより変わった部分もあるので、やはり結果がすべてかなと思います。
―自身のハードワークがチームに好影響をもたらしているように感じます。
何が一番大事かというと、自分の力を出しきることです。チームの中でやらなくてはいけないことがたくさんある中で、自分自身も“やりきれている”という感覚があります。
―守備面で求められていることは多いのでしょうか?
そうですね。個人としてもディフェンス面で向上したと感じているところです。守備というと、ディフェンスラインに注目が集まりますが、前線から始まるものでもあります。チーム全体として高い守備意識を持ち、取り組めていると思いますね。
―磐田戦への意気込みをお願いします。
今は苦しい状況を抜け出し、自信を持って試合に臨むことができていると感じています。先のことはあまり考えずに、目の前の磐田戦に勝つことだけを意識して準備したいと思います。
相馬勇紀選手
ーグランパスと大学サッカーを両立する難しさを感じているのではないでしょうか?
2日間練習に参加しましたけど、違うものはありました。
ー次節の磐田戦を意識して取り組んだことはありますか?
チームとしてはいつもやっていることにしっかり取り組みました。加えて相手はクロスが多いので、そこを守りながら戦うということをチームのテーマにしていました。個人としては、自分のやることに変わりはありません。
ーここまで4試合出場にしました。自分のやらなくてはいけないことに変化は生まれましたか?
そこまで感じていません。元々自分が出場するからには結果を出すということを考えていました。ゴールやアシストといった直接的な結果で、最後の一押しになると思います。そこを積極的にやっていこうと思っていました。ただ、そこの欲に走るといいプレーはできないと思うので、試合の流れを見ながらプレーしていく中で得点が取れればいいと思います。
―スタメンでの出場と途中からの出場で、意識に変化がありますか?
そこまでの変化はありません。自分の出る意味は、攻撃であれば点に直接絡むようなプレーですし、守備であればボールを奪うところや1対1で負けないところ、いいポジショニングをすることです。勝っている時間帯と負けている時間帯でプレーの質は変わってくるかもしれませんが、最初から出ても最後に出ても、チームのやり方があるので基本的な軸はどの時間帯でも変わりません。自分のやるべきことを貫くだけだと思っています。
―大学とグランパスの練習に交互に参加しています。両チームのギャップは感じますか?
大学は一生懸命走ったり動くので、練習で疲れることもありました。こっちではプレースピードが違います。ずっと名古屋にいてから大学の練習に戻ったので、自分のプレーするスピードや判断の部分はここに来る前より上がっていると実感しました。
―大学とグランパスでは求められている役割が違うのでは?
昨日紅白戦をやって思ったのは、大学だと自分がビルドアップに参加するんですけど、名古屋では自分の得意なことで勝負するために100パーセントの力を注いでいた部分がありました。大学だと他のことをやりながら自分の特長を出さないといけないというのはありますね。大学に戻った時に、プロの選手の能力の高さや、人数をかけなくても局面を打開できる部分の違いを感じました。