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【チアグランパスインタビュー】「グランパスの欠かせない一員でい続けたい」(SHIHORI)

2611月

2020年に結成し、力強くも華やかなパフォーマンスで会場を盛り上げ、チームを後押しし続けるチアグランパス。5年目を迎えた彼女たちはどんな想いで活動しているのか。今回は立ち上げメンバーで、3代目リーダーのSHIHORIにインタビューを実施。立ち上げ当初のエピソードから、取り巻く環境の変化、チアグランパスの魅力などを語ってくれた。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集

チアグランパスに入ろうと思ったきっかけを教えてください。

SHIHORI 私はもともとBリーグのシーホース三河でチアをやっていて、そこで力尽きてしまったというか、うまくやれている自覚がなくて、もう現役を辞めようと思っていたんです。でも、心のどこかではまだ現役でやりたいという気持ちもあって、シーホースを辞めたときに恩師から「スクールの先生をやらないか」というお話をいただいたんですけど、「大人のチアはないですか?」と聞いてみたんです。そうしたら、交渉はしているけどまだできていないということを教えていただき、その後「12月にオーディションをやることになったよ」という連絡をいただいて、それがチアグランパスだったんです。その話を聞いてすぐに受けることを決めました。グランパスは地元のチームですし、タイミングも含めて本当にめぐり合わせだと感じています。


2020年のチアグランパスの立ち上げメンバーの一員となりましたが、すぐに新型コロナウイルスの影響で活動に制限がかかる状況になりました。

SHIHORI パフォーマンスは完成していて、「あとはお披露目!」という状況だったんですけど、デビューの1週間前に試合中止が決まり、それから私たちも活動することができなくなりました。そこからは個人個人で動画を撮ってコーチたちに送って、「ここをもっとこうしたほうがいいよ」というアドバイスをもらったり、Zoomを使ってメンバーでミーティングをしたりしていました。当時リーダーを務めていたMIRANOちゃん(2020〜2022年在籍/初代リーダー)を中心に、会うことはできないけどとにかく仲を深めようという感じでした。


それから約半年後に待望のデビューを迎えました。

SHIHORI パフォーマンスを終えて、みんな大泣きでしたね(笑)。そういった難しい期間を乗り越えてのデビューだったのですごくうれしかったですし、「これが半年間待ち続けた景色だ」と感動しました。

シーホース三河時代と比べると、会場が体育館やアリーナからスタジアムに変わったり、いろいろな変化があったと思います。違いについてはどう感じましたか?

SHIHORI 距離が遠いので、もっと飛ばさないといけないなと感じました。踊りも表情も、自分が考えているものの倍でやらないと、たぶん伝わらないなと。アウェイゲームを観に行ったときに、想像していたよりも選手の表情が見えて、「遠くてもこんなに見えているから気をつけよう」という気付きもありました。あとは、Bリーグでは出来上がっているところに入ったこともあって、良くも悪くも型にハマっているような感じがあったんですけど、チアグラは初年度だったので手探り状態。自分たちがどうしたいかで方向性が決まるというイメージです。今年の12月7日に自主公演(チアグラ♡FAMILY♡PARTY)があるんですけど、それも昨年、グランパスのスタッフさんから「メンバーで何かやりたいことはある?」と言ってくれたことがきっかけで、実現していただけることになったんです。正直、そんなこと絶対にできないと思っていたので(笑)、「そんなことあるの?」という驚きが大きかったんですけど、言ったら何かしら形にしてもらえるという環境が良すぎて、それにもよく泣いていました。


コロナ禍では、笑顔や元気を届ける立場なのにマスクをしなければいけなかったり、ふれあいの機会がなかったり、いろいろな葛藤があったと思います。

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