稲垣祥選手
ー2021年に制したときとはまた違った優勝の味だったのでは?
そうですね。今回は本当にストーリーがいろいろとありすぎて(笑)。そういったストーリーも良かったと思いますし、前回と違って6万人を超えるお客さんが足を運んでくれて、やっぱり雰囲気が全然違いました。「これこそ決勝だな」という雰囲気でやらせてもらって、本当に幸せでした。
ー新潟サポーターの声もすごかったですが、グランパスファミリーの声援はいかがでしたか?
本当にすごかったです。グランパスファミリーの声援はいつも以上にすごかったです。僕らが試合前にあいさつに行ったとき、コールリーダーの方をはじめ、全員の顔つきを見て相当勇気をもらえたというか、闘う顔をしていたので、それを見て試合前にまず一安心できたというのもあります。試合中は、さすがアルビレックス新潟だな、というゴール裏の声援で、あの圧はやっぱりすごいものがあるなと感じました。
ー試合を振り返ると、序盤からプレッシャーをかけにいって、アグレッシブにいけた試合だったと思います。
そうですね。そこはもうみんなが覚悟を決めて、やるかやられるかの勝負だというところで腹をくくっていっていたと思います。何度も剥がされて、というシーンはありましたけど、それでも何回も何回も粘り強くという、グランパスとして大切にしていきたい姿勢を表現できたのかなと思います。
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