長谷川健太監督
競る展開の中で2−2となり、残り25分ぐらいの勝負になると思っていました。今日は(宇佐美)貴史のクオリティーが非常に高く、その部分が勝敗を分けたんじゃないかなと思います。ただ、今シーズンはこういう敗戦を糧に一つずつ積み上げてきています。前半にディフェンスラインのアクシデントがあってバタついているうちに2失点目を許したというのが、試合を難しくしたと思います。いい入りができたなかで、メディカルも難しい判断だったと思いますが、交代のところが相手の逆転につながったと思います。こちらの反省も踏まえ、次の試合に生かさなければいけないと思っています。
ー早い時間帯で野上結貴選手を交代することもできたかと思います。どういった判断があったのでしょうか?
本人的には「まだやれそうです」ということでした。メディカルは「難しいだろう」と判断していましたが、本人は「痺れている状況なので、落ち着いてくれば大丈夫そうです」と。しかし、様子を見ていたなかで失点してしまいました。失点後にもう一度確認したら、「難しいです」ということだったので交代しました。
ーセットプレーで2ゴールを奪いました。
ガンバは(セットプレーからの失点が)少ないチームでしたので、簡単には取れないだろうと思っていました。いい流れからコーナーキックを得て、そこで取れたということ、(ハ)チャンレが取ってくれたことはチームに勢い、パワーが出る得点だったと思います。ただ、終盤にチャンレが疲れてしまい、ガンバの選手に持っていかれるシーンもありました。季節外れの暑さによる影響もあったのかもしれませんが、もう一度コンディションを整えて、次の試合に向けて準備してほしいと思っています。
ー三國ケネディエブス選手が出場停止で、メンバーに入った吉田選手が結果を残しました。いい面、悪い面があったと思いますが、どのように考えていますか?
ディフェンスラインにけが人が多く出ています。(ルヴァンカップ)決勝に向けて、どのようにコンディションを戻せるのか読めないので、できるだけ早くけが人が戻ってきてほしいと思います。そのなかで吉田温紀が久しぶりに出場しました。少し心配していましたけど、今日はしっかりプレーしてくれたと思います。何かあればいく準備を、彼もできたのではないかと思います。
ールヴァンカップ前、最後の試合でした。試合を受けて、選手たちにどういうことを伝えましたか?
球際の部分でガンバの選手はすごく闘っていたと思います。そこで負けるシーンも多々ありましたから、ベーシックなところをもっともっとやらなければいけないと選手に伝えました。ただ、競り合った状況のなか、勝負どころで相手に持っていかれてしまったので、「こういうゲームで勝ち点を拾えるようになっていかなければいけない」という話をしました。我々も含め、今シーズンはそういった弱さがあるのかなと思っています。