本日8月14日(火)、翌日に迫った明治安田生命J1リーグ第22節の横浜F・マリノス戦に向け、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施しました。8月13日(月)のトレーニング終了後に横浜FM戦への意気込みを語った金井貢史選手、ジョー選手のコメントをお届けします。
金井貢史選手
―15日は古巣である横浜F・マリノスと対戦します。
楽しみですよ。マリノスにとっては悪い意味での恩返しというか、名古屋が勝つためのプレーをして日産スタジアムをあとにしたいと思います。
―鹿島戦での2得点で勢いがついたのでは?
そうですね。ただ、次の試合が大事になってくるので、いつも通りに頑張りたいと思います。
―横浜F・マリノス戦に向けて取り組んでいることを教えてください。
いつも通りですよ。守備のところでどれだけやられないようにするか、攻撃面でどのように絡んでいくかということを毎試合のように考えています。マリノス戦だからといっていつも以上に気合いが入るわけではなく、平常心でというか。多少はたかぶるところもありますけど、いつも通りの準備をしていつも通りに戦って、いつも以上に喜びたいです。
―相手を知り尽くしている中で、自分にしかできないこともあるのではないでしょうか?
相手のストロングポイント、ウィークポイントは分かっているので、うまく伝えて戦っていきたいですね。相手の良さを消しつつ、自分たちの良さを出せるようにしたいなと思います。
―自身のポジションで気をつけるべきポイントは?
相手をスピードに乗らせないようにすることですね。右サイドは二人の縦関係で崩してきます。どういう動きをしたらどういうボールが出てくるのかも分かっているので、慌てずにやれればと思います。相手は両サイドバックが中に入ってくる分、切り替えが遅れると思うので、うまく出ていければチャンスになるかなと。試合になってみないとどこがウィークポイントになるか分からない部分もあるので、うまく見ながらやっていきたいです。
―守備陣の連係面についてはいかがですか?
鹿島戦では自分が出ていったスペースをマル(丸山祐市)が消して、マルが出た後ろのスペースは僕が消すという連係ができていたと思います。ただ、サイドハーフも連動できなければ、マルが出た後ろのスペースから簡単に(クロスを)上げられてしまうので、サイドハーフやボランチの選手とも協力しながらやっていかなくてはいけません。一番はスイッチしないことがベストですけど、出ていったら裏を使われてしまうので、いち早く戻るべきかなと。コミュニケーションは取れているので問題ないと思います。
―自分のポジションに素早く戻ることを強く意識してプレーしているように見えます。
そうですね。チームとして早く戻ることを重要視しているので。ただ、すべてがそうならないように、という意識は持ってやっているつもりです。戻ることを第一にしながらも、取れそうであればインターセプトを狙いますしね。状況に合わせて変えていきたいと思っています。
―攻撃時の独特なポジショニングというのは、横浜F・マリノスに在籍していた頃に身につけたものなのでしょうか?
マリノスの戦術の一つとして“偽サイドバック”というものがありますけど、個人としては一昨年ぐらいからやっていたものです。サイドバックというのはスペースを見つけやすいポジションなので、相手の嫌なところに入っていければと思っています。相手は中を締めてくるチームなので、どうしようかなと思っているところでもあります。前半はわざと低い位置を取って、相手のサイドハーフを走らせてもいいし、相手をうまく走らせることも意識したいですね。どちらがボールを握れるか、楽しみな試合です。
―中澤佑二選手との対戦も見どころの一つです。
佑二さんは日本を代表するプレーヤーで、そういった選手のいるチームから点を取って勝つことができればチームとして自信になります。個人としても恐れずに仕掛けていきたいと思います。
―中澤選手から学んだことは?
すべてですよ。練習に対する姿勢、練習前の過ごし方や食事もそうです。佑二さんはすべての見本になるような選手ですから。佑二さんを見て育ってきたところもあるので感謝していますし、佑二さんの影響があったからこそ自分が今やれているとも感じています。プレーで恩返しできればいいかなと思います。
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