和泉竜司選手
ー試合の振り返りをお願いします。
相手は明らかに狙いを持っていて、ウイングバックだったり、自分たちの3枚のギャップやスペース、背後を狙っていました。なのでラインを上げるなら前はもう少しいかないといけないし、そこのコミュニケーションだったり強度という部分が試合を通して足りなくて、なかなか相手にプレッシャーを掛けられずに自由にやらせてしまいました。そこはいき方もそうですし、いくのであれば蹴らせないぐらいチーム全体としていかないといけません。逆にいけないのであればもう少しラインを下げる必要がありますし、そこはそのときの状況によって変わってくるので、コミュニケーションを取ってもっとチームとして明確にいかなければいけないと感じました。
ーなかなかビルドアップがうまくいかなかったと思います。どういった要因があったと感じていますか?
押し込まれて、背後を取られて、守備の時間が圧倒的に長くなって、取ったボールをなかなかつなげず2次攻撃、3次攻撃をされてしまっていました。そこで奪ったとしても自分たちが相手を押し返すパワーだったり、意識がなかったので、だんだんとそういう時間が増えていったと思います。そういう苦しいときにどうやって1回ひっくり返してラインを上げるのかは考えないといけません。ただこの暑さのなかでは全部が全部いけるわけではないのでメリハリが大事です。チームとしていくときといかないときの判断という部分で、全体で意識をもう少し合わせていかないと苦しい時間にずっと押し込まれて、そこから自分たちの時間をなかなか作れずにしんどくなってしまいます。当然そういう時間はあるし、耐えなければいけないですけど、そこでどうやってまた自分たちの時間にして押し返していくかという部分はもう1回チームとしてやっていかないといけないと感じています。
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