長谷川健太監督
ー昨日、徳元悠平選手の加入が発表されました。改めて獲得の経緯を教えてください。
(久保)藤次郎がいなくなってしまって、サイドプレーヤーが少ないということで徳元を、と。もともとそういう話は聞いていたのですが、なかなかうまくまとまらなかったという経緯もあって。藤次郎が出るとサイドプレーヤーがどうしても足りないということで、クラブにお願いしてということです。左サイドは今は(和泉)竜司とヤマ(山中亮輔)でやっていますが、右はカツ(中山克広)しかいなくなってしまいます。もちろん、内田(宅哉)などそこに回せる選手はいますけど、専門職という点ではいなくなってしまうので、「もう1人サイドプレーヤーがほしい」ということで、今回のこの期限付き移籍での加入に至りました。
ー時系列としては、久保選手の移籍が決まりそうだから希望したと。
そうです。藤次郎は出るときに「本当に自分自身の不甲斐なさというか、なかなかチームの力になれなくて申し訳なかった」という話をしてくれました。「(サガン)鳥栖で試合に出られるかどうか分からないけど、半年間向こうに行って、逞しくなって戻ってきます」という力強い言葉を残してくれたので、そういう想いで決断をしたのではないかと思います。それを受けて、現場的には困るということで強化部と話をして、徳元の獲得という形になりました。
ー徳元選手にどんなことを期待しますか?
サイドバックをやりながら、非常に運動量が多く、右も左も起用に蹴れる選手だと思います。左利きの選手というのはサイドプレーヤーでは大事だと思っています。ヤマちゃん(山中亮輔)も非常に頑張ってくれてはいるのですが、けがが多かったりとか、フィジカル的、体力的な部分もあるということで、そこを補える、争えるような選手がもう1人いればということで。マサ(小野雅史)も長期離脱をしていますので、そういう意味ではサイドの活性化につなげていってもらえればと思っています。
ー今名前が挙がった小野選手のように、ボールを持って時間を作ったり、周りを使うことが上手な選手だと思います。そういった持ち味についてはどう捉えていますか?
そういった点も含めて期待しています。
ー徳元選手の登録は明日の試合に間に合うのでしょうか?
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