長谷川健太監督
前半に先制されて苦しい展開になりましたが、やはり相馬(勇紀)の存在が非常に大きかったと思います。ハーフタイムに選手たちを鼓舞するような発言もありました。また、1点を返した後に、山岸(祐也)が待望のゴールを決めてくれました。期待に応えてくれたと思います。選手全員が最後まで気持ちを出して、闘う姿勢を見せてくれたと思います。選手たちに感謝したいです。
ー前半の途中に中山克広選手と相馬選手の立ち位置を入れ替えました。どういった狙いがあったのでしょうか?
柏の左サイドが一つのポイントだったのですが、中山があまり持てなくて(マテウス)サヴィオの攻撃をもろに受けてしまっていたので、相馬を入れて引っ張ることを狙いました。あそこからサヴィオは相馬が気になり、中盤のラインが下がったと思います。前半のうちに変えて良かったと思います。
ー相馬選手の勝負強さが出たかと思います。
そうですね。やはり代表になる選手は違うと思います。
ー相馬選手の成長を感じた部分はありましたか?
練習の態度であったりとか、佇まいが大人になったと思います。自信に満ちているというか。代表に呼ばれ、ポルトガルで揉まれてきたと。1年ぶりに見ましたが、成長しているというか大人になったと思います。
ー相馬選手のゴールに向かっていく姿勢が、チームにいい影響を与えたように思います。
そうですね。「振っていこう」と選手たちに話していました。他の選手も感化されたと思います。
ーリーグ戦での連敗を止めました。今日の勝利の意味を教えてください。
5月の終わりぐらいからけが人が出て、天皇杯も負けてしまい、ネガティブになってしまう時期が続きました。ただ、選手たちには「前向きにポジティブにやっていこう」という話をして、またいいタイミングで相馬が戻ってきてくれました。こういう形で勝利を収めることができたことはチームにとって自信になると思います。
ー山中亮輔選手が左足で同点ゴールを演出しました。山中選手の生かし方はチームにとって重要なポイントになっていくのでは?
おっしゃるとおりです。タフな選手ではないので(笑)、大事に使っていきたいなと思っています。彼の左足はスペシャルです。
ー終盤にランゲラック選手が好セーブを見せました。彼の評価を教えてください。
そうですね。最後のところで、「さすが、ランゲラック」というビッグプレーをしてくれたと思います。