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2024JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド第2回戦 大宮戦後 監督会見

174月
4月17日(水)、2024JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド第2回戦が行われました。名古屋グランパスはNACK5スタジアム大宮で大宮アルディージャと対戦し、2-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


今日初めて合わせたメンバーでしたが、若い選手がしっかりとプレーしてくれて、2回戦を突破できたことはチームにとっても非常に大きな結果だと思っています。リーグ戦に絡んでいけそうな生きのいい選手も何人かいたので、タイトなスケジュールのなかで状況を見ながら混ぜていきたいと思います。J3で好調な大宮に勝てたことは良かったと思っています。


ー選手たちが伸び伸びとプレーしていた印象です。若い選手のプレーも含め、評価はいかがですか?

いい意味で想定内のプレーをしてくれたと思っています。「もしかしたらゲームに入れない選手も出てくるかもしれない」と思っていましたが、みんなしっかりとゲームに入り、それぞれの持ち味を出してくれたと思います。ピサノ(アレクサンドレ幸冬堀尾)も初めての公式戦とは思えないぐらい落ち着いてプレーしてくれましたし、榊原(杏太)も彼の良さを出してくれたと思います。ただ、3点目を取れるチャンスが多々あったと思うので、それぞれがああいうところで決めきれる選手になってもらいたいなと思っています。


ー2得点を挙げたパトリック選手やボランチの2選手など、年長者もいいプレーを見せました。

椎橋(慧也)には試合前にいろいろと話しました。内田(宅哉)も昨シーズンに何試合かボランチとしてプレーしていたこともあり、彼ら2人が若い選手を引っ張ってくれたと思っています。終盤に入った稲垣(祥)と三國(ケネディエブス)もしっかりと締めてくれたと思います。彼らの存在があってこその勝利だったと思います。


ーパトリック選手の評価を教えてください。

リーグ戦では彼を生かしきれていない試合がいくつかありましたが、今日結果を出してくれました。みんなもパトの特長をつかんでいくと思いますし、信頼を勝ち得ていくと思います。こういう形で結果を出してくれたことはチームにとっても大きかったと思っています。


ー前線に負傷者がいる状況で、パトリック選手がゴールを挙げた意義をどのように考えていますか?

けが人が戻ってきたときにポジションがないぐらい、パトリックや酒井(宣福)にはリーグ戦で結果を出し続けてほしいと思っています。


ー若手主体のメンバー構成を見ると、昨シーズンのルヴァンカップ(ヴィッセル)神戸戦を思い起こします。あの試合が今日の試合に生きたと思いますか?

生きたと思います。吉田温紀にしても、1点は取られたもののリンコンに対していい対応ができたことが自信になったと思います。榊原は神戸戦であれだけやってくれましたし、いいプレーをしてくれたということで、今日使いやすかったと思います。彼らも自信を持ってプレーしてくれたと思います。


ー大胆なターンオーバーとなりましたが、その決断を後押ししたのは神戸戦の経験があったからなのでしょうか?

どのチームもターンオーバーしていると思います。それは大宮も一緒ですが、そういう状況で違いを見せられたことは良かったと思っています。


ールヴァンカップの大会方式が変わったことで、若い選手を起用する機会が減ってしまうことになりました。今日出場した選手たちに掛けた言葉があれば教えてください。

試合でもトレーニングでもそうですが、彼らにはずっと話していて、「試合でなにができるか」というところだと思っています。キャンプからずっと2チームを作ってトレーニングしてきたので、チームのコンセプトは理解していると思います。今日出たメンバーはリーグ戦でも出ている選手が多いので、彼らにやってもらわないとリーグ戦が回っていきません。そういう意味で今日しっかりと仕事をしてくれたことはチームにとって大きいと思っています。