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明治安田J1リーグ第7節 福岡戦後 監督会見

74月
4月7日(日)、明治安田J1リーグ第7節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでアビスパ福岡と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


勝ちたい試合でした。なかなか決定機を作れず、無得点に終わったのは致し方ないと思っています。選手は「ホームでファミリーの皆さんに勝利を」という想いでスタートからプレーしてくれました。連戦であることもそうですが、最初の3試合で勝てなかったことでその後にパワーを使ったこともあり、今日はパワーが不足していたかなと思っています。終盤にパワーを上げて相手のゴールに迫るようなシーンをもう少し作ることができればなと。そのあたりは今後、しっかりとオーガナイズしていかなければいけないと思いました。ランゲラックが体調不良ということで、武田(洋平)が急遽出ることになりましたが、落ち着いてプレーしてくれたと思っています。3連敗した時は、守備の安定というところが足りていなかったのですが、勝つこと、試合に出続けることによって、守備陣は自信を持ってやってくれたと思います。前々節に急遽出場することになった吉田温紀も含め、しっかりとプレーしてくれたことが、この連戦における大きな収穫だったと思います。攻撃の部分も積み上げていけるように、しっかりと準備していきたいと思っています。


ー武田選手がいいパフォーマンスを見せました。どのような言葉を掛けて送り出しましたか?

「頼んだぞ」と声を掛けたぐらいです。キャンプからいいパフォーマンスを見せてくれていましたし、トレーニングでもしっかりとやってくれていたので、心配はしていませんでした。キックの精度が高い選手なので、もう少し落ち着いて捌いてもらっても良かったのですが、リスクヘッジした部分もあるのかなと。今後また出た時にはしっかりといいプレーを見せてくれると期待しています。


ー前線は0トップのような形で臨みました。狙いを教えてください。

前で起点になるようなタイプがいればと。パトリックは(北海道コンサドーレ)札幌戦、(横浜F・)マリノス戦で長い時間使っていましたし、年齢も考えてうまく起用していかなければと思っていました。今日は屈強なDFが多い福岡に対し、どういう形で攻めるかというところで、森島(司)を1トップにしました。後半は和泉(竜司)と入れ替えましたが、「あとちょっと」というところまではいけたかなと思っています。もう少し狙いを精査して、大きなチャンスを作れれば良かったのですが、なかなかうまくやらせてもらえませんでした。コンビネーションの部分でもうまくいかなかったと思っています。試合状況を見ながら使っていける戦術だと思いますので、攻撃のところを上げていけるようにまたしっかりと準備していきたいと思っています。


ー永井謙佑選手を試合終盤までピッチに残しました。難しい展開の中での一発に期待した起用だったのでしょうか?

調子がいいですし、点を取れる選手の一人なので、「できれば長く」と思っていました。ただ、疲労の色が見えたので、パトリックを投入しました。この連戦でいいパフォーマンスを見せてくれた選手なので、なかなか代えづらい展開ではありました。


ー倍井謙選手は武器を発揮したように思いますが、監督としては「もう少し前でプレーしてほしい」という気持ちもあるのでしょうか?

それについては彼とも話をしていますが、今日はなかなかいい形でもらえませんでした。後ろの選手も疲れていて、ボールを運べない状況だったこともあり、彼が低い位置から運ぶ作業をしてくれたと思っています。カットインしてシュートを打った場面がありましたが、ああいうシーンを数多く作り、そして決められるようになってくれれば、すごく怖い選手になるのではないかと思っています。