8月といえば夏休み! 花火をはじめ、お祭りや海水浴、キャンプと、誰にとっても忘れられない思い出のあるシーズンなのではないでしょうか。そこでINSIDE GRAMPUS編集部は、選手たちの“夏休みの思い出”を調査。「ぼくたちのなつやすみ」と題してインタビューを実施しました。本企画の第1回目はグランパスユース出身の深堀隼平選手と菅原由勢が登場します!
―早速ですが、2人にとって「これぞ夏休み」というイベントといえば?
深堀 ジュニアユースの時はチームみんなでナガシマスパーランドに行くのが定番でしたね。
菅原 間違いないです! グランパスの定番ですね。
深堀 普通、夏休みといえばお祭りですよね。でも、個人的にあまり好きじゃないので、お祭りに行った記憶があんまりないですね。
―何でお祭りが好きではないんですか?
深堀 あんまり人混みが好きじゃないんですよ(苦笑)。
菅原 少年か! 僕の夏休みといえば、小学校の時はおばあちゃん家に……。
深堀 そうそう。障子を破るんだよな。
菅原 障子も破りますよね(笑)。僕のおばあちゃん家は蒲郡にあって、毎年そこの花火大会を見に行っていました。中学生の時からグランパスに入ったので、その花火大会には行かなくなりましたけど。
深堀 確かに夏休みっておばあちゃんの家に行くよね。
菅原 行きますよね。そこに親戚が集まることもありますし。
深堀 僕のおばあちゃんの家は長崎にあるんですよ。山の上に家があるんですけど、星がめっちゃくちゃキレイなんです。あれは強く印象に残ってますね。ただ、山の上すぎて携帯は圏外!
菅原 やっぱり夏休みは祭りとか花火じゃないですか? でも、僕も人混みは苦手なんですよね(笑)。
学生時代、夏休みの宿題はいつ頃やっていましたか?
深堀 あー、出たー。
菅原 はっきり言いますよ。た・め・ま・す!
深堀 僕は先にやるタイプですね。やりだしたら止まらないタイプなので、初日から結構な量をやっちゃってました。小学生の時、夏休み前の最後の日に学校が終わったら、みんなで集まるんですよ。誰かの家に集合して、夏休み日誌とかを最後まで終わらせちゃって。それからはずっと遊んでたかな。
菅原 僕は溜めに溜めて、終わっている友達に「写させて!」って言ってました。このインサイド・グランパスで僕の本当の性格がバレちゃうな(笑)。
深堀 僕も小学生の時こそ最初にやってたけど、高校くらいになるとできている人のやつを写させてもらったり、何なら自分の分もやってもらったりしてたかな。「サッカーが忙しいから」とか言って(笑)。
―小学生時代はどのような夏休み生活を送っていましたか?
菅原 もう、単純にサッカーをしてましたね。
深堀 僕もサッカーですね。あとは、近くの市民プールに行ってました。
菅原 僕も市民プールは行きましたね。
深堀 今だとすぐにエアコンが効いている場所を探しちゃう(笑)。
菅原 スタバ(スターバックスコーヒー)とかね(笑)。
深堀 当時は外で夜暗くなるまで遊んでましたね。ウチは門限じゃなくて、暗くなったら帰ってこいという決まりがあったんです。夏は長いじゃないですか。7時過ぎまで遊べたから、ずっと外にいましたね。カードゲームとかじゃなくて、サッカーとか運動とか。
菅原 今の少年とはちょっと違いますね。
深堀 空き地では野球もしてましたよ。
菅原 僕もやっていました。ソフト(ボール)もしてたなあ。
―サッカー少年には合宿のあるシーズンでもあります。
深堀 夏休みは絶対に合宿があるよね。
菅原 グランパスだったら全国大会がありますもんね。
深堀 クラブユースとかね。学校がある時は夜に練習をやるので、そんなに暑くないんですよ。だけど、夏休みになると午前中に練習があるから、暑かったイメージはありますね。特に高校時代はすごく暑かった印象があるかな。
―すごく大変だった練習や試合はありましたか?
菅原 中学1年の時に、1人だけめちゃくちゃ走らされましたね。何か悪さをしたんだっけな……(笑)。あれは地獄でした。今でも覚えています。
深堀 1人だけはないですけど、僕も罰走はキツかった。練習の最後にゲームをやって、負けたチームは永遠に走るんです。ペナルティーエリアまで走ったら戻って、今度はハーフラインまで行って戻って、逆のラインまで行って戻ってと、それをずっと繰り返す。コーチが満足するまで終わらないので、本当に終わりが見えないんですよ。中学生の時はそれをやっていましたね。
―当時、練習では熱中症対策をしていましたか?
深堀 でっかいタンクみたいな水筒を持ってきてましたね。
菅原 僕は小学生の時にめちゃくちゃ大きな水筒使ってましたよ。
深堀 グランパスは環境がいいから、クラブハウスに水がちゃんとあるじゃないですか。
菅原 そうそう。環境がめちゃくちゃ良すぎますよね。
深堀 グランパスに入る前は、練習に1人で2、3本水筒を持っていってました。
菅原 本当にその通り。全く一緒です。
深堀 それでもすぐに空になっちゃったよね。グランパスではスクイズをみんなで作るんで、心配がいらない。
菅原 そうですよね。なくなったらまたすぐに作りにいって。僕、高校にスクイズあってビビりましたもん。「水って自分で持ってくるんじゃないの?」って。
―自分で飲料水を持ってこなくていいんですね。
深堀 そうです。それはグランパスに入って衝撃でした。
菅原 これはマジでいいって思いましたね。
―話が大きく変わりますが、自分にとっての「夏の曲」と言えば?
深堀 森山直太朗の『夏の終わり』かな。あ、でも、それだと夏が終わっちゃうからな……。
菅原 僕はあんまり季節を意識して聞かないですね。ちょっと時間をください……。
深堀 夏の曲……湘南乃風の『炎天下』で。中学2年の時にリリースされて、教室でCDをかけてみんなで歌ってましたね。
菅原 うーん、『大きな古時計』とか?
西村広報 なんでなん!
菅原 西さん、ツッコミあざっす。えー、なんだろう。あ、夏の曲分かりました。長渕剛の『蝉』で。
深堀 あ、ゆずは?
菅原 『夏色』ですか! 世代じゃないでけど、オールドソングも聞きますね。
深堀 僕も懐メロはよく聞きますね。
―最後のテーマは自由研究。何を取り上げたのか覚えていますか?
菅原 覚えていますね。僕は動物園の動物観察です。絵を描いてスケッチしました。
深堀 もはや動物園に行かなくても描けるもんね。
菅原 高校の時に生物の授業でも動物園に行かなくちゃいけなくて、その時は入場券だけ買って、入らなかったです。
深堀 それ分かるわー。
菅原 生物で高校1年の時にありました。だから、コンビニで券だけ買って、それをちぎって張ってました。
深堀 あったわー。僕はユースの3人でちゃんと行ったもん。僕は小学2年生くらいの時に、2006年のドイツワールドカップに出場するチームや国のことを全部調べて書いたのは覚えてます。
菅原 少年だなー!
深堀 国についての情報とか、国の位置とか、FIFAランクとか。新聞に載っていたのを見て、それを写しました。書くだけで終わっちゃいましたけど。
菅原 隼平くんは、ちゃんと“夏休み”をやってますね。僕は夏をサッカーに振り切りすぎてたのかな……。