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明治安田J1リーグ第3節 新潟戦後 監督会見

93月
3月9日(土)、明治安田J1リーグ第3節が行われました。名古屋グランパスはデンカビッグスワンスタジアムでアルビレックス新潟と対戦し、0-1で敗戦。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


前回に続いて、完封負けというのは非常に悔しいです。選手はファミリーに早くゴールを、という思いを持って今日闘ってくれたと思います。粘り強い守備という部分はだいぶ出てきたと思いますので、粘り強く戦いながら、取りにいって剥がされるシーンは何回もありましたが、いくべきところでしっかりと全体で出ることが推進力につながっていくと思います。前半、(永井)謙佑が一発フリーで打ちましたけど、ああいう部分で入っていればとか、最後の一発が足に当たってコースが変わって入ってしまったりとか、それが今のチーム状況だと思います。これを好転させるためには、前向きに1試合1試合取り組んでいくしかないと思います。今日みたいな試合を続けながら、まず最初の1本というところをクリアしていけるように、また1週間準備していきたいと思っています。


攻撃の部分で試合中にどのような修正が必要だったと考えていましたか?

成功体験が増えてこないと、チームとして自信を持って闘っていくことができないと思います。前半はいい形でプレッシャーを掛けるシーンもありましたので、そういうところを一つずつ増やしていくしかないと思います。最後の残り15分は「いってこい」の展開だと思いますので、そういった展開から仕留められるように、闘っていかなければいけないと思っています。


ー山岸祐也選手の評価を教えてください。

山岸は能力が高くて、前で収めることができます。彼のところで一瞬のタメを作ってくれることは、チームにとって大きいと思います。もちろん新潟に簡単にやらせてもらえない部分もありましたので、そういうサポートを早くしながら、次の選手が飛び出していけるような形をしっかりと出せるように準備していきたいと思います。


ー倍井謙選手がリーグ戦で初先発となりました。彼の評価はいかがですか?

前半、何度も持ち味を出していたと思いますが、まだ彼本来の力を出し切れていないと思います。J1の舞台ではそう簡単にはプレーさせてもらえないと思いますので、この経験を生かしてさらなる成長を遂げることに期待しています。今日のプレーに関しては及第点だったと思います。


ー山中亮輔選手とキャスパー ユンカー選手がメンバー外となりました。けがなどがあったのでしょうか?

山中に関してはけがではありません。


ー山中選手に代えて、和泉竜司選手を起用した狙いを聞かせてください。

山中の前への推進力という部分が、ここ2戦ではなかなか見えていないという部分で、もっとクロスを武器にしていきたいというところですが、ロストすることも多かったので、彼とも話をしました。和泉(竜司)のほうがボールを落ち着けられると。クロスという部分ではヤマのほうが特長があると思いますが、しっかりとボールを引き取れるという部分で、和泉を左のウイングバックで起用しました。


ー倍井選手の起用の意図を教えてください。

一発振ってくれればと。2列目に振れる選手がいるかいないかは大きいと思っています。そういう意味では2列目になかなか振れる選手がいないなかで、倍井はそういう能力を持った選手です。なので、彼の仕掛けと2列目からの振りという部分を期待して使いました。


ー内田宅哉選手の起用の意図を教えてください。

内田に関しては、左だけではなく、右サイドもより活性化させたいということです。(久保)藤次郎から何回かチャンスを作れていたと思いますが、内田が入ったことによって、プラス1ということが少しできたのではないかなと思っています。


ー奪ってからつなぐ部分でミスがあったと思います。

我々もメンバーが変わったのでやっていくしかないと思います。ミスをしながらも最終ラインに耐えてもらうしかないと。(ハ)チャンレに関してはJリーグが初めてで、能力が高い選手ですが、Jリーグのスピード感とかそういう部分に彼が順応していくしかないと思います。ケネ(三國ケネディエブス)に関しては、今日は落ち着いてよく頑張ってくれたと思います。後半の持ち運びであったりとか。開幕戦はやらかしてしまいましたけど、そういう意味ではディフェンスラインも少しずつ成長してきていると思っていますので、そこが落ち着いてくれば、前線の選手の動き出しをさらに使っていけるようになると思います。今は一つずつやっていくしかないのかなと思っています。