グランパスのオフィシャルフォトグラファーを務める2人にフォーカス。16年に渡ってグランパスを撮り続けている本美安浩さん、ホームゲームに加えてアウェイゲームにも帯同している黒川真衣さんに、2023シーズンの後半戦で撮影した写真の中からベストショットを6枚選んでいただきました。写真家ならではの視点で書かれたキャプションとともに紹介していきます。今回は黒川さんのベストショットをお届け！

黒川真衣
日韓W杯に感銘を受けてスポーツフォトグラファーに憧れ、中京大学体育会サッカー部に撮影交渉。大学生を撮影する中でご縁をいただき、月刊グランでグランパスの撮影を始める。2011年10月より名古屋グランパスオフィシャルフォトグラファーに就任。

■8/2 天皇杯 ラウンド16 vs浦和レッズ＠CSアセット港サッカー場

この試合がグランパスの選手としてのラストマッチになったマテウス（カストロ）選手。選手入場の時はいつもより少し緊張した表情で、胸のエンブレムに手を当てていました。記憶を辿っても、この仕草をするのは初めてで、この試合に臨むマテウス選手の計り知れない想いを観た気がします。

■9/10 JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 vs鹿島アントラーズ＠県立カシマサッカースタジアム

（残り: 949文字 / 全文: 1486文字）