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中谷進之介「本当にすばらしい時間を過ごさせてもらった」

2112月

居心地がいいからこそ、出ていく必要があるーー。真摯にサッカーと向き合い、常に成長を求める“熱い男”ゆえの決断だった。加入直後から主軸であり続け、多くを経験した5年半。J1残留に貢献した若手選手は、いつしかグランパスの顔となっていた。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


ガンバ大阪への移籍が発表されました。

中谷 27歳という年齢も踏まえ、選手としてもう一回り成長するために決断しました。今のすばらしい環境から出ること、自分が満足できている状況を変えることにより、新しい刺激を受けられるのではないかと考えました。


決断にあたり、いろいろな葛藤があったかと思います。

中谷 自分の中でも「残るだろう」と思っていましたし、家族もそう感じていたと思います。オファーをもらって以降、なかなか決断できない時間が続きました。ただ、グランパスのことを考えても、ガンバのことを考えても、早めに答えを出さなければどちらのチームにも迷惑を掛けてしまうことになるので、自分の中でリミットを決めて決断しました。


選手としての成長が移籍の決め手になったと。

(残り: 9600文字 / 全文: 10068文字)

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