長谷川健太監督
本当に久しぶりに勝ったなと。なかなか勝てなかったですし、リーグ戦では8月以来の勝利です。長く苦しい時間が続いた中で、選手はルヴァンカップが終わり、気持ちを切り替えてトレーニングしてくれました。内容的に、褒められたものでないことはわかっていますが、選手たちが最後まで勝利に飢えてプレーしてくれたと思っています。追加点こそ取れなかったですが、多くのファミリーの皆さんがスタジアムに来てくださって、悔しい思いをさせてしまっていた中で、「なんとか勝利を届けたい」という気持ちが勝点につながったのではないかなと思います。残り4試合、こういう気持ちを忘れずに、次の試合もしっかりと準備をしていきたいと思います。
ーアウェイでの勝利は5月以来となります。
内弁慶で、なかなかアウェイで勝てなかったので、そういう意味ではこうやってアウェイの地で勝てたのは本当に良かったと思います。今日は久しぶりに勝ったので、「やっと勝てたな」という感じです。選手に感謝したいと思います。
ーセットプレーでの得点を決勝点にできたことは、勝負強さにもつながるのかなと思います。
いろいろと準備はしてきましたが、あのショートコーナーは即興でやったと思うので、選手たちも臨機応変に対応してくれたと思います。ガンバ大阪も変則の4バックのような形で、守備では3バックのような形で闘ってきたので、そういう部分もうまく対応できたのではないかと思います。
ー久保藤次郎選手と中島大嘉選手がリーグ初先発でした。特に久保選手は終盤、守備でも力を発揮していたと思いますが、それぞれ評価をお願いします。
もちろん今までの試合での結果やプレーを評価しながら、今週はトレーニングで良かった選手をメンバーに入れました。中島も久保も意欲的にプレーをして、「自分が出て流れを変えてやろう」という気持ちでやってくれたと思います。大嘉は前線でつぶれ役として、ガンバのディフェンスに自由を与えなかったと思います。そういう意味では、2人とも最後までよく頑張ってくれたと思っています。
ー永井謙佑選手をトップ下の位置で起用した意図を教えてください。
永井の推進力は残したいと思ったので、ああいう中盤の一角で起用しました。
ー中島選手と久保選手はフル出場でした。若手を育てていくという意味でのフル起用だったのでしょうか?
そんなことはないです。ダメだったら途中で代えようと思っていましたが、今日は2人とも前半から頑張ってくれたので、フルで起用しました。最後も黒川(圭介)の1対1の仕掛けに久保が対応できていたので、代える選択肢はありませんでした。