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2023JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 鹿島戦後 監督会見

109月
9月10日(日)、2023JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦が行われました。名古屋グランパスは県立カシマサッカースタジアムで鹿島アントラーズと対戦し、2-1で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


やはり、厳しい試合になったなと思っています。覚悟してこの地に来ましたし、選手たちが最後まで、「ここで勝利を収めるんだ」という気持ち、強い気持ちで闘ってくれた結果が、こういう結果につながったと思います。今日もたくさんのファミリーの皆さんが応援に来てくださって、そういう声援に応えること、応援に応えることができて本当に良かったと思っています。


ー吉田温紀選手は久しぶりの出場となりました。起用の意図と、どういった声を掛けたかを教えてください。

昨日の夜に「あのポジションで出たら」というような話を彼にしていました。おそらく延長戦に突入する展開になるだろうなと。そうなった時に、インサイドハーフで出た時にどういう仕事をしてほしい、という話をしました。メンバーに入れたからには、やはり彼を信頼して起用するということ。内田(宅哉)は「大丈夫だ」と言っていましたが、だいぶ足にダメージがきているなということで、吉田を入れました。まさか点を取ってくれるとは、全く思っていませんでした(笑)。


ー昨シーズンは徳島ヴォルティス戦ですばらしいゴールを決めています。"持っている”選手なのかと思いますが、そういったことは考えていなかったですか?

入れたからには温紀のポテンシャルという部分に期待してということです。ここから伸びてほしい選手で、米本(拓司)がけがをして、ボランチでプレーする選手という部分では山田(陸)もいますが、吉田は守備の部分でも動けますし、能力が非常に高い選手ではあります。彼なんかはこういう大会で出番があった時に少しでも出て、育ってくれれば、という思いで前節からメンバーに入れていました。思いきって投入して、その期待に応えてくれたと思っています。


ー中島大嘉選手もゴールを決め、2試合連続でヒーローが現れました。監督が日頃から求めているいい流れの一つなのではないでしょうか?

そうですね。こういう苦しい戦いの中で若い力が出てきたことは、やはりマテウス(カストロ)がいなくなって、勢いが失われたという部分が若干あったのは否めないと思いますので、こういう若い力が出てきて、またチームに活力を与えてくれるのはチームにとって非常にありがたいです。彼らの活躍という部分は今後も期待していきたいと思っています。


ーアウェイでの戦いで後半の早い時間に追いつかれて、流れを持っていかれそうな状況だったと思います。前田直輝選手とキャスパー ユンカー選手の2トップのような形に変えたと思いますが、その意図と流れをわたさなかった戦いぶりについてはいかがですか?

後半の早い時間帯に追いつかれましたが、入れられたからすぐ、というわけには。やはり、あくまでも120分の戦いと思っていましたので。あの取られたあとにすぐ畳み掛けられていたら、ちょっとやばかったなと思っていましたが、取られたあとも落ち着いて、しっかりとプレーをしてくれたので、そこは本当に出ている選手たちがしっかりと闘ってくれたかなと。なので、いい状況で彼ら2人を入れることができたと思っています。あそこでガッとかけられて、なにもできないような状況に持っていかれたら捲くられたかもしれませんが、若干ゲームが落ち着いてくれたので、そこは非常にありがたかったなと。出ている選手が相手にペースをわたしきらなかったと思っています。