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明治安田生命J1リーグ第22節 新潟戦後 監督会見

68月

8月5日(土)、明治安田生命J1リーグ第22節が行われました。名古屋グランパスは国立競技場でアルビレックス新潟と対戦し、1-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。


長谷川健太監督


中2日で体力的にしんどかったと思いますが、最後まで全員が闘ってくれたと思っています。中断前の京都(サンガF.C.)戦は、もちろん(天皇杯3回戦のベガルタ仙台戦が)延長戦、PK戦までいったのもありましたが、中3日だった中で試合の入りで受けてしまった部分があったので、今日は同じ轍を踏まないようにと。中2日で移動もあり、日程的にはより厳しい状況でしたが、とにかく立ち上がりから気持ちを出してみんなで闘おうということで、それが先制点につながったと思います。あれは狙いどおりの形でした。ただ、和泉(竜司)がけがをしたのは痛かったです。彼は前回の天皇杯(浦和レッズ戦)で45分しか使わなかったので、できれば今日はいろいろなポジションで最後まで出したいと思っていました。一番キーになる選手が早い時間帯でけがをしてしまったので、中盤は割りきって、代わりに米本(拓司)を入れて、運動量が多い選手を入れて闘おうと。後半は2度ほどビッグチャンスがあって、どちらか1本決めていればもう少し違った展開になったと思います。ただ、(相手に)決定機をほぼ作らせなかったと思っています。最後のところはしっかりと対応できたと思うので、守備陣のしっかりとしたプレーは評価したいと思いますし、交代選手を含めて全員が気持ちを出して頑張った結果がこういう勝利につながったのではないかと思います。国立競技場に多くのファミリーが応援に駆けつけてくださり、(アルビレックス)新潟のサポーターも駆けつけてくださって、本当にいい雰囲気で試合をやれたことは選手にとっても大きなアドバンテージというか、カンフル剤になったと思います。もっとコンディションが良ければ、さらにいい試合、もっと迫力のある試合にできたかなと。ただ、今日は非常に暑い中での中2日ということで、これで勘弁してもらえればなと思います。選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います。


ー先制点は複数人が連動した形から生まれました。あのゴールの評価をお願いします。

自分たちの一つの形というか、新潟に対しての狙いでもありました。ただ、新潟はここ数試合、サイドを割られても中で体を張って、「0」に抑える試合も多かったので、ああいうチャンスを決めきれるかどうかは今日の一つのポイントでもありました。すばらしいゴールだったと思いますし、非常にいい形で先制点を取れたと思います。


ー前田直輝選手と中島大嘉選手が初めてピッチに立ちました。2人の働きぶりに関してはどのように感じていますか?

コンディションがまだ万全ではないと思うので、これからもっと上げていってもらいたいと思っています。


ー和泉選手の状態について聞かせてください。

肉離れだと思いますが、程度はまだわかりません。


ーリーグが終盤戦に入り、タイトルの懸かった局面が出てくると思います。リーグ戦の再開初戦で勝利したことをどのように評価していますか?

中断前は負けて終わって、この前の天皇杯と今回の試合は難しい日程でしたが、選手は気持ちを出して頑張ってくれたと思います。


ー中2日の日程や暑さ、早い時間の先制点、負傷交代などいろいろな条件が重なった結果だと思いますが、前半であそこまでブロックを敷いて守ることは想像していませんでした。ああいった展開も想定していたのでしょうか?

初めはハメにいって、先制点を取るまではなんとか高い位置で奪おうとやっていました。それほど(ボールを)持たれることもなかったのですが、和泉がけがをして、トップ下を置く形ではなく、3ボランチの5−3−2のようなシステムに変更しました。それからどうしても高(宇洋)のところがフリーになって、持たれることが多かったのですが、ブロックの前で持たれているので、もう割りきってやるしかないかなと。ディフェンスラインの背後を取られたり、サイドの高い位置を取られたりしていたら考え直していたかもしれませんが、持たれるのはもうしょうがないなと。新潟はチームの戦い方としてボール保持をしてくるので、そこは割りきって持たすしかないかなと。1点入っていたのもありますし。同点に追いつかれたらシステムを変えて、後半みたいな形でと。あれはなにも言わないで即興で自分たちでやったと思いますが、高い位置に入って自分たちからハメにいくような形にしていました。ああいう形にはいつでも変えられるかなと思いながらも、けが人が出て早く動けなかったので、状況を見ながらと思っていました。