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明治安田生命J1リーグ第20節 横浜FM戦後 監督会見

87月

7月8日(土)、明治安田生命J1リーグ第20節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで横浜F・マリノスと対戦し、2-2で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。


長谷川健太監督


まず、多くのファミリーの皆さんが応援に来てくださって、本当に感謝したいです。本当にいい雰囲気を作ってくれました。そういう雰囲気の中で、選手たちが最後まで相手ゴールに迫るプレーを見せてくれたと思います。非常にいいゲームができたのではないかと思っています。勝負という意味では勝ちきれませんでしたが、後半はすばらしいサッカーをしてくれたと思います。危ない場面もありましたが、触れればというシーンや、オフサイドになったシーンもありました。なんとかこういうゲームで勝ちきれるように、みんなでトレーニングをしながら、チームとしてしっかりと闘っていきたいと思います。


ー米本拓司選手はかなり早い段階での交代となりました。あれは負傷交代だったのでしょうか?

そうですね。本人的には、もしかしたらできたかもしれませんが、明らかにいつものような動きではありませんでした。足首を挟まれた状況だったので、このあとどういう症状が出るかわかりませんが、気にしていた部分もあったと思うので、早めに代えました。


ーその交代で入った内田宅哉選手がいいプレーを見せていました。

そういう意味では、内田を起用できる状況にあったというのは大きかったと思っています。


ー試合前に「前からいく」という話をしていました。ハマったところとハマらなかったところがあると思いますが、どう評価しますか?

観ている人たちがワクワクするような試合はできたと思います。危ないシーンもありましたが、結果的にシュート数はこちらのほうが多かったです。こういうゲームをやることが我々の力を引き上げていくと思いますし、観てくださっているファミリーの皆さんに喜んでもらえると思います。引き続き、こういう姿勢で試合をしていければと思っています。


ー後半途中に酒井宣福選手と貴田遼河選手を起用しました。交代を引っ張ったようにも感じましたが、タイミングについて聞かせてください。

勝ちたかったので。「行ってこい」と2人を入れました。


ーあくまでも点を取りにいくための交代だったと。

もちろんです。疲れているキャスパー(ユンカー)と永井(謙佑)を使いきるというのも一つの手だったと思いますが、酒井も貴田も状態は悪くなかったので、彼らに懸けました。結果的にはゴールを取れなかったので、キャスパーと謙佑を使っていたら勝てたかもしれないですし、負けていたかもしれません。これはわからないことです。結果的に点を取れなかったですが、私は選手を信じて(カードを)切ったので、判断が間違っていたとは思っていません。


ーやるべきことをやり続けた試合でした。その一方で、優勝を狙うためには勝点3がほしかったと思います。

上位対決は基本的に引き分けですよ。ここからどちらが勝てる試合でしっかりと勝点3を取れるかどうかだと思います。もちろん勝つに越したことはないですが、(横浜F・マリノスとは)アウェイも引き分けでしたし、今シーズンに関してはマリノス相手にポイントを「2」取れているので、悪い結果ではないと思います。


ー選手たちにも、この引き分けをポジティブに捉えてほしいと。

選手もロッカールームで悔しがっていたので、それが今日の試合の内容を表しているのではないかなと思います。それを次の京都(サンガF.C.)との試合につなげていくと。天皇杯もあるので、切り替えてしっかりと闘えるかどうか。それが大事だと思います。