6月14日(水)、キリンチャレンジカップ2023のエルサルバドル代表戦に向けたSAMURAI BLUE公式練習が豊田スタジアムで行われました。森下龍矢選手の練習後コメントと写真をお届けします。
森下龍矢選手
ー緊張した面持ちでしたね。
本当ですか? 仲がいい選手がいっぱいいて、フレンドリーにやれているのでめちゃめちゃ楽しいです。
ー明日の試合で出場機会を得られそうな状況だと思います。
最後の最後までわからないですけど、自分が出た時には最高のプレーをできるように一生懸命やるだけだと思うので、そこをしっかりと出していきたいなと思います。
ー森保一監督やコーチングスタッフ、チームメイトとのコミュニケーションはいかがですか?
本当に盛んだなと改めて感じました。スタッフの方々からは、いつも5枚でやっているので、4枚の時の逆サイドの絞り具合をかなり言われています。オーバラップのところは味方と息を合わせながらやるために話し合っていますけど、正直出たとこ勝負な部分もあると思うので、臆することなく全力でいきたいなと思っています。
ー練習で合わせてみた感触は?
すごくやりやすいです。三笘(薫)選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)がすごく合わせてくれるし、周りの選手も僕を見て動いてくれるところがあります。逆にみんながどうしたいかを僕が見て合わせてあげるということもちょっとずつできるようになっていけたらいいなと思います。まあでも初めてなので(笑)、思いきり自分の良さを出していきたいなと思っています。
ー大学時代は対戦相手だった三笘選手と同じサイドでプレーすることについてはどう感じていますか?
ユニバーシアード(競技大会)の時以来になるので、4年振りくらいになるんですかね。でも、彼のことはずっと見ているし、どういう選手かはわかっているつもりなので、お互いにいいところを出し合えたらいいなと思っています。
ー慣れ親しんだ豊田スタジアムでデビューすることになるかもしれません。
今日、前日練習をして、改めて「ホームだな」というか、「自分の家だな」みたいな感覚があったので、明日は自然体で入れるのではないかなと思います。
ーテレビで観ていたような選手がたくさんいますが、臆することなくできていますか?
ビビることはないですけど、一昨日くらいに伊東純也選手(スタッド・ランス/フランス)と対峙した時に、異次元の速さみたいなものを感じて(笑)。やっぱりこれなんだな、というか。ついていく能力を上げていくのか、それともやり方を変えるのか、それは僕の選択になりますけど、いい刺激をもらえていると感じています。
ーユニバーシアードの同期が多いメンバーでやれそうな部分に関しては?
そこまで意識することはないですね。でも、最初から関係を構築していくのではなくて、少しブランクはあるけど、ある程度でき上がった状態で話し合えるので、それは僕にとってプラスですね。
ー日本代表のウェアを着ていることで豊田スタジアムの見え方は違いますか?
グランパスでは豊田スタジアムで前日練習をすることはあまりないので、お客さんがいない中で代表の練習着を着てプレーしたことで、それなりに違いみたいなものは感じます。ただ、それも慣れだと思うので、今日しっかりと準備して、明日に備えたいなと思います。
ーユニバーシアードの同期の中では日本代表入りが少し遅れています。
もちろんこの中だったら一番最後ですけど、たぶん僕以外にも代表に入ってくるユニバーシアードの選手はまだまだいると思うので、変なことは意識せずに、選ばれたからには全力を出すということだけを考えてやりたいなと思います。
ー代表合流前には「国際基準の強度を感じたい」とおっしゃっていました。練習をやってみていかがですか?
いや、スピードですね。あとラインのアップダウンをこまめにやっていて、「Jリーグが」というわけではないですけど、いつもより細やかだなと感じました。
ーその中で通用すると感じた部分は?
オーバラップとか、シンプルにスピードの部分は代表の戦力になれるくらいの能力があると思うので、そこを思う存分出したいと思っています。
ー森保監督は「攻撃の優先順位を大事にして考えていきたい」とおっしゃっていました。
代表としていいプレーをすることはもちろんですけど、まずは勝たなければ意味がないし、みんな勝つためにここに来ているので、フィニッシュワークとか最後の最後で守りきる部分は特にこだわらなければいけないと思っています。たぶんそこをJリーグで評価されて選ばれたと思うので、それを勝利で体現できればいいなと思っています。
ー世界基準のスピードを具体的に言うと?
縦突破だけでめちゃめちゃ速いみたいな(笑)。初速と加速に分けた時に、初速は速いけど加速が遅いとか、加速は速いけど初速が遅いという選手もいますが、どっちも速くてびっくりしました(笑)。そこが一番かもしれないですね。
ー伊東選手がそうでしたか?
本当に稲妻だなと思いました(笑)。
ー今まで体感した中ではどれくらいですか?
一番かもしれないですね。クッていうところが。
ー前田大然選手(セルティック/スコットランド)よりも速かった?
トータルしたらどうなのかわからないですけど、1対1になって「0」から「100」に上がるところのスピードは体感した中で一番速かったですね。リカバリーの次の日だったというのもあると思いますけど。でも、めちゃめちゃいい刺激になりました。
ーエルサルバドルと対戦するという明日の試合については?
もちろん対戦相手に対することもしっかりと準備しなければいけないですけど、いつもどおりやることが僕にとって一番プラスになるし、代表にとってプラスになると思います。いい意味で相手のことよりも自分のこと、そしてチームメイトとどう合わせていくかということにフォーカスしてやりたいなと思います。
ーリラックスした状態と気合いを入れた状態のどちらで臨みたいですか?
空回りするくらいが僕だと思うので(笑)。思いっきりいきたいなと思います。