NGE

明治安田生命J1リーグ第15節 札幌戦後 監督会見

275月
5月27日(土)、明治安田生命J1リーグ第15節が行われました。名古屋グランパスは札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、2-1で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


勝つことができて本当に良かったです。水曜日のゲームでターンオーバーをして、その時に出ていないメンバーが今日の試合に出場しました。ドームは湿度が50パーセントぐらいと意外に高く、私もピッチサイドで指揮を執りながら汗だくになりました。この時期のドームは以前にも経験したことがありますが、結構体力を消耗するものです。また、ピッチは少し乾き気味で、慣れないとキツそうだなと。最後はかなり押し込まれましたが、なんとか逃げきることができました。勝点3を持ち帰えることができ、うれしいです。選手たちがよく頑張ってくれたと思います。水曜日に出場したメンバーが本当に頑張ってくれて、今回こういった準備ができました。クラブが(北海道への)前々日入りに協力してくれたこともあります。もし昨日入って、今日13時のキックオフを迎えていたら、なかなかいい形でできなかったと思います。多くのファミリーの皆さんが応援してくれたこと、クラブが協力してくれたこともあって、勝点3を得ることができたと思っています。


ー札幌はボールを支配し、グランパスは速攻を軸として戦って2点を取りました。互いに持ち味を出した中でグランパスが勝ちきった形となりましたが、どのように評価していますか?

どういう展開になるかというのは、スコア状況によって変わると思っています。札幌とやる時は、先制されてしまって相手が出てこない状況になり、堅い守備を崩せないという展開になるものです。今回、早い時間帯に先制したことで、札幌が前掛かりとなったと思います。なので、ああいう形でボールを支配されるのは致し方ないと思います。札幌は技術に長け、(ミハイロ)ペトロヴィッチ監督によりオーガナイズされたチームです。リードをしてああいう展開になれば、割りきってやるしかないと思っていました。


ーペトロヴィッチ監督は試合後の会見で「前半、ビルドアップをするのが難しくなってしまった」と話していました。稲垣祥選手が荒野拓馬選手に対してマンツーマン気味に守備をしていたように思いますが、相手のビルドアップ対策として実践していたことなのでしょうか?

それをやらなければボコボコにされていたと思います(苦笑)。そうは言っても、後半になって荒野のところに祥がいくと、マテウス(カストロ)が絞らざるを得ない状況になり、福森(晃斗)をサイドに張り出す形にしてきました。結局、札幌はあの手この手で押し込んできます。こちらが手を打ったら向こうは上をいきますから、それに対してしっかりと対応していかないと、うまく戦うのは難しいと思います。とはいえ、最後は自分たちの戦いをしていくしかありません。相手が変化したからといって、すべてにおいて変えるのは難しいものです。自分たちのやり方の中で相手にアジャストするということを、選手はしっかりやってくれたんじゃないかなと思います。その中でもこじ開けて1点を取った札幌の攻撃力はさすがだと思います。


ー予定していた交代を取りやめ、マテウス選手を下げることになりました。彼の状態はいかがですか?

今のところは問題ないと思います。足をつっただけだと思っているので。ドクターに聞いていないので、なにかあれば報告を受けることになると思いますが、現状は足をつっただけだと思っています。最後はバタバタしたので確認できていないこともあります。詳細はわかっていないです。


ー試合開始前にエンドを変えたかと思います。ピッチ状況、コンディションを確認した上で、監督が決めていたことだったのでしょうか?

はい、そうです。


ー札幌の金子拓郎選手は今日の試合でのスプリント回数が少なく、うまく抑えられた印象です。

今日は日本代表(森下龍矢)をぶつけましたので(笑)。抑えてもらわないと困ります(笑)。


ー監督の現役時代も含め、試合開始から27秒でゴールが決まった経験はありますか?

ないと思います。


ー予想外の時間帯に先制したことで、チームの戦い方に変化はありましたか?

いえ、特に変わっていないです。早い時間帯に先制できたことで、うちは戦いやすくなったと思っています。