5月25日(木)、「キリンチャレンジカップ2023」の2試合に臨む日本代表メンバー26名が発表されました。日本代表メンバーに初選出された森下龍矢選手がオンライン記者会見に出席しました。
■森下龍矢選手
皆さんこんにちは。すごく緊張していたんですけど、いつもお世話になっているメディアの方々が画面に映っていて、和やかな雰囲気で良かったです(笑)。今回、日本代表に選出されたということですごくうれしいですけど、支えてくれた人たちのおかげでこういうチャンスをつかみ取ることができたと思っています。「なにかを学ぼう」とか「なにかを吸収してこよう」ではなくて、「目の前の敵を倒しにいく」、「日本の戦力になるぞ」という気持ちでプレーしていきたいと思っています。今日はよろしくお願いします。
■質疑応答
ー日本代表に選出されたことを聞いた時の率直な気持ちはいかがでしたか?
びっくりが一番大きいかもしれないですね。「まさか自分が」というところは思っていたので。ただ、藤井(陽也)が代表に入ったり、これまでも相馬(勇紀)くん(カーザ・ピアAC/ポルトガルへ期限付き移籍中)だったり、元チームメイトの林大地くん(シントトロイデンVV/ベルギー)だったり、自分と同世代の選手が代表に入っていく中で、やはり自分も代表でプレーしたいという気持ちもあったのでうれしい気持ちもありました。
ー最近のパフォーマンスから「入れるかな」という予感や手応えはなかったのでしょうか?
それは全然なかったですね。代表はほとんどが海外でプレーしている選手で、海外でプレーしているだけではなくてその中でも第一線の選手しか入れないような場所だと思います。そこに食い込んでいくためにはまだまだ足りないものがあると思っているので、「入るんじゃないかな」という気持ちは「0」に近かったです。
ー日本代表の森保一監督は森下選手の選出理由について「成長を感じられたこと」を挙げていました。U23日本代表で見た時や最近のパフォーマンスを見ていてもそう思うと話していました。成長を自分でも感じるところはありますか?
筋トレとかにしても、スピードアップを目指して自分で目標設定しつつ、それを逆算しながら毎日、本当に愚直にやってきたつもりです。僕自身は成長を感じていたんですけど、周りの人から見ても成長を感じてくれているということと、日本を率いるボスの方がそうやって僕のことを評価してくれるというのは、本当に積み重ねてきて良かったというか、率直にうれしいです。
ー持ち味はいろいろあると思いますが、試合に出るためにどんなことを見せていきたいですか?
フィジカルのところですね。スピードと球際はどのポジションに入っても変わらないことだと思うので、そこは誰にも負けないというか、「突き抜けてやろう」という気持ちでプレーしたいと思っています。代表という場所で自分にどういう役割を課されるかは蓋を開けてみないとわからないことだと思います。どこで出てもいいような準備はこれまでもしてきていますし、そのフィジカルのところはどこで出ても共通するものなので、そこは存分に生かしていきたいと思っています。
ー日本代表という存在は自分にとってどういうものでしたか?
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