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明治安田生命J1リーグ第5節 FC東京戦後 監督会見

183月
3月18日(土)、明治安田生命J1リーグ第5節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでFC東京と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


東京が3バックで来るというのは、メンバー表を見てもわかりませんでした。スタートは少し驚きましたが、時間とともに選手はアジャストしながら、闘ってくれたと思います。何回かチャンスがあり、そこで仕留められれば、もう少しオープンな展開になったと思います。こちらも点が取れませんでしたが、球際であったりだとか、気持ちのこもったプレーを選手たちは見せてくれたと思います。個の能力の高いFC東京を相手に、しっかりと「0」で抑えられたこと、そういう中でもチャンスを作ることができたのは、プラス材料だと思います。5試合を終えて勝点10というのは、いいスタートを切れたと言えると思います。4月はリーグ戦、ルヴァン(カップ)の連戦、ゴールデンウィークはリーグ戦の連戦と、4月と5月は試合数が多いので、総力戦でしっかりと闘い、勝点を積み上げていけるようにやっていきたいと思います。


ー長澤和輝選手を投入してシステムを3−5−2に変更しました。プランどおりの変更だったのでしょうか?

プランとしては持っていました。東京の3バックをなかなか崩せない時間が続き、永井(謙佑)が疲れた状況で考えなければいけないと思っていました。それまで向こうは1トップ、2シャドーでバランス良く守っている状況だったので、少し変化を加えたらどうなるか、というところでした。もちろん、こちらも変えることによるリスクはありましたが、3−5−2は昨シーズンもやっていて、キャンプでも使ったシステムですので。いろいろと変化球を投げましたが、なかなか決まらないという状況でした。


ーお互いに攻撃の良さを消しあった試合になった印象です。

そうですね。相手のシステムにおいて、抑えるべきところは抑えなければいけないと思って準備してきました。相手がシステム変更をしてきたとしても、(やるべきことは)あまり変わらなかったのかなと思います。前節の(柏)レイソル戦も、試合前に3バックに変えてきた相手と闘いました。今後もこういうことはあり得ると思いますし、いい意味でリスペクトされているとも思います。もっともっと自分たちのストロングを出せるようにしていければ、相手の脅威になると思います。相手がどういう形で来ても、しっかりそれを打ち破れるようなコンビネーション、個の力を出していかなければいけないと思っています。


ー早い時間帯で和泉竜司選手を交代させました。

けがが理由です。ハーフタイムにもも裏に違和感があると聞き、ドクターと「後半は様子を見ながら」と話していました。ハーフタイムに石田(凌太郎)を使うか、野上(結貴)を使うのかということを考えつつ、状況を見ていました。


ー特に前半、いい形でビルドアップができていたように思います。

そう言ってもらえると非常にありがたいですが、もっともっとやれると思います。トレーニングから連係の向上を図っていきたいです。


ーマテウス カストロ選手には、「もう一つ噛み合えば」というシーンが何度かありました。

おっしゃるとおりです。マテちゃんに当たりが出てくれば、さらに迫力が出てくると思います。今日も2度、ビッグチャンスがありました。どちらか一発を決めてくれれば、というところです。能力の高い選手なので、今後決めてくれると思っています。