3月13日(月)にグランパスへの加入が発表され、チームに合流した杉本大地選手に加入後初となるインタビューを実施。移籍の経緯や自身のプレースタイル、そして今シーズンへの想いなどを語ってもらった。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
13日にグランパスへの加入が発表されました。合流初日のトレーニングを終え、現在の心境を教えてください。
杉本 僕はここ数年、J2でプレーしていたので、J1のチームでトレーニングをするのは久しぶりでした。リーグ戦で上位につけるチームのレベルの高さを改めて感じましたね。
初日の練習は楽しむことができましたか?
杉本 そうですね。最初は緊張して息が上がってしまい、「大丈夫かな」という感じだったんですけど、ゲーム形式の練習ではいつもどおりにプレーできました。これから一日も早くチームになじんでいかなければいけないので、頑張っていきたいと思っています。
リーグ開幕後の移籍となりました。オファーを受けたタイミング、その時の心境を教えてください。
杉本 オファーがあったのは今月の初めです。「(ベガルタ)仙台で勝負する」という気持ちで今年1年をスタートしていましたし、徐々に試合に関わっていける感覚もありました。同じカテゴリーのクラブからのオファーであれば断るつもりでいたので、「僕、出ないですよ」と伝えたら、「いや、グランパスからのオファーなんだよ」と。グランパスは「行きたい」と言って行けるクラブではなくて、必要とされないと行けないクラブじゃないですか。「今年で30歳を迎える自分に、今後こういった大きなオファーが来るのか」と考えた結果、移籍を決断しました。
移籍交渉は急ピッチで進められたんですね。
杉本 そうですね。でも、すぐに移籍を決めることはできませんでした。シーズン途中であることも含め、仙台の人たちに対して不義理になると感じていたので。チームに迷惑を掛けることになりますから、その場では「少し時間が欲しい」と伝え、考える時間をもらいました。3月9日にグランパスの強化部長である古矢(武士)さんが仙台に来てくれて面談をし、最終的にはそこで決断しました。
面談では自身に求められる役割についてどのような話があったのでしょうか?
(残り: 6340文字 / 全文: 7269文字)