NGE

3/1(水)長谷川健太監督トレーニング後コメント

13月
3月1日(水)、練習後の長谷川健太監督監督のコメントをお届けします。

長谷川健太監督


ー今シーズンのサガン鳥栖の印象は?

一つのサッカーを確立しているチームだと思います。昔は鳥栖と言えば豊田(陽平)というイメージがありましたが、それがだいぶ変わって、キーパーもビルドアップに参加するような、非常に特長を持ったチームだと思っています。


ー開幕戦から失点がかさんでいることもあり、複数得点に期待が懸かると思います。

どのチームが相手でも複数得点を狙っていきたいです。勝つためには必要ですから。ここまでは1点ずつしか取れていませんが、点を取れていることはポジティブです。昨年はセットプレーからでしかなかなか取れませんでしたが、現状は前線の選手が取れていて、非常にいい出足だと思います。プラスアルファで複数得点がついてくれば、攻撃陣にも勢いが出てくると思います。(複数得点は)どの試合でも期待していきたいと思っています。


ーテクニックのある厄介な選手が多い印象があります。

最近の鳥栖は若いタレント性を持った選手を入れながら、育てながらという形でやっています。前節は樺山(諒乃介)が点を取りましたが、それ以外にも西川(潤)や本田(風智)、岩崎(悠人)らタレント性を持った、今後日本代表に入ってくるかもしれないという若手がいるチームだと思いますので、そういうところは警戒しなければいけないと思っています。


ー今日の練習で別メニューとなった森下龍矢選手の状態は?

軽症ではあると思うので、状態を見ながら考えていきたいと思っています。


ー今週のトレーニングで重点を置いたことは?

特にここがポイントというものはありません。自分たちのサッカーのクオリティを上げていくことを一番のメインとしてやっています。開幕戦よりは前節のほうが内容が少し前進したと思いますので、また今節、内容も結果も求めていきたいと思っています。


ー連係の高まりについてはどのように捉えていますか?

まだまだ未知数というか、まだ天井がわからないので、さらに上を目指してやってもらいたいなと思っています。


ーここまでの2試合をクリーンシートで終えています。守備の評価はいかがですか?

このチームのベースだと思っていますので、そこは崩さずに闘っていきたいと思っています。ただ、もちろん「0」も大事ですが、得点も大事です。「0」で抑えることも勝つための大きなポイントになりますが、そこだけにフォーカスせず、点を取るために、というサッカーをしながら、しっかりとクリーンシートで終われればと思っています。


ー開幕前には攻守のバランスにも力を入れていきたいという言葉がありました。現時点ではどのように感じていますか?

前線の選手が精力的に、攻守ともに献身的にプレーしてくれていますので、そういうところはしっかりと出せているのではないかと思っています。


ー次節は攻守においてウイングバックの使い方が重要になるかと思います。

サイドで決定的な仕事をしてもらうために、両ウイングバックは考えていきたいと思っています。守備というよりは、攻撃でどれだけそれぞれの持ち味を出してくれるかということに期待していきたいと思っています。


ー前から奪いに行く時に、彼らがどれだけ高い位置にいけるかも重要になるのでは?

今回はおそらくウイングバックを採用してくると思うので、ウイングバック、ウイングバックでいくことが多くなると思います。前からいく時に、というのではどうなのかわかりませんが、臨機応変さがウイングバックに求められると思っています。


ーここ2試合では特に右サイドの崩しに対して左のウイングバックが詰める動きがよく出ていると思います。

昨年から右サイドの攻撃は大きなストロングだったと思います。昨年であれば相馬(勇紀)がいて、両サイドからというところで、相馬もリーグ戦の中盤から終盤に掛けてはいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。今回相馬が抜けたということで、今は(和泉)竜司がやってくれていますが、もっともっと竜司の良さが出てくると、さらに味が出てくるのではないかと思います。


ー前線に入っている選手を考えると、どういうクロスを上げたほうがいいと感じていますか?

そこはケース・バイ・ケースだと思います。ただ単に狙いのないクロスを上げても、それをたたける選手がいるわけではありません。しっかりと狙いを持って、速いクロスなのか、チップキックで逆サイドを目掛けて上げるのか、それともそういうところにボールが入っているからマイナスのところで仕留めるのか、というような形になると思います。前節はクロスは合っていましたし、中に5枚くらい入っていたので、人数的にはしっかり入れています。前半はマテウス(カストロ)が右足で上げて、キャスパー(ユンカー)がもう少しで押しこめそうなシーンがありました。合わないシーンもありましたが、森下からマテウスであったり、(稲垣)祥がボレーシュートを打った形もありました。狙いを持ってクロスを上げられていると思いますし、昨シーズンの中の枚数が少なかった時期と比べると、入れるようになってきていると思いますので、そういう得点は増やしていきたいと思っています。


ークロスに入る枚数については昨シーズンから言われてきていました。手応えを感じているのでは?

そうですね。人数が入っていないと、入るものも入りません。それが合ってくれば、ゴール、結果に結びついてくると思います。そこは選手が意識して、しっかりとゴール前に詰めてくれるようになりました。それとキャスパーが加入して、彼が狙いを持ってまず入っていますので、それに釣られて周りの選手もサポートしながらゴール前に入れていると思います。それは非常にいい現象だと思っています。


ー練習でウイングバックに入った野上結貴選手の評価はいかがですか?

今日もよくやってくれたと思います。(サンフレッチェ)広島でもウイングバックをやっていますし、プレシーズンでもやっていますので、そつなくしっかりとこなしてくれたと思っています。


ー鳥栖戦で起用される可能性もあると思います。どういうことに期待したいですか?

野上は野上の良さを出してくれればと。プレシーズンの練習試合(非公開)では非常にいいパフォーマンスを見せてくれましたし、練習でも何回もやっていますので、野上の右サイドに心配はしていないです。