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明治安田生命J1リーグ第2節 京都戦後 監督会見

242月
2月25日(土)、明治安田生命J1リーグ第2節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで京都サンガF.C.と対戦し、1-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


ホーム開幕戦で勝つことができたのは非常に良かったと思います。前回の試合よりチャンスやシュートの数は増えていると思います。つなぎの部分で危ない場面もありましたが、そこはやっていかないと良くならないので、今日は「自信を持ってどんどん仕掛けよう」という話をしました。仕掛けた結果だったと思います。ああいうミスをいかに減らし、より攻撃のチャンスを増やすことができるか、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。そういう意味では、自分たちの流れからチャンスを作って、流れの中で点が取れたのは良かったと思います。(次節の)アウェイ(サガン)鳥栖戦も非常に難しい試合になると思うので、しっかりと準備をしたいと思います。


ーしっかりと崩して、細かくパスをつないで得点を奪いました。前節の横浜FC戦で出せなかった部分が、今日は見られたと思います。

ずっとトレーニングはしてきていることです。「シンプルに」という形になると全員の動きが止まってしまうと思います。今日のゲームでは、もちろん球際で「いってこい」の展開もありましたが、その中でしっかりとつなぐことを意識してやれたと思います。それでああいうコンビネーションが生まれたと。キャスパー(ユンカー)と(永井)謙佑、マテウス(カストロ)は練習から組ませているので、コンビネーションが実際のゲームでも出るようになっています。それが頻繁に出せるようになると、さらに攻撃の厚みや意外性が増してくると思います。2戦目で、ああいう形でゴールが生まれたというのは、非常に大きかったと思っています。


ー前半はシンプルに長いパスで展開させて、森下龍矢選手を走らせる攻撃があった中で、少しのズレが生じて得点が生まれなかったのかなと思います。監督としては、前半の攻撃をどのように評価していますか?

そのあたりはチームとして狙いを持ちながらやったところなので、合わないのも仕方ないかなと。「全部が全部、合っていたら」とも思いますが、ああいう形でチャンスを作れたということは評価してあげたい部分です。あとは精度を上げていく、ブラッシュアップしていく作業は続けていきたいと思います。


ーユンカー選手をフルで起用しました。先制したあとの選手起用はいろいろな選択肢があったのかなと思いますが、ユンカー選手をフルで起用した理由を聞かせてください。

代えなきゃいけない状況でしたか(笑)?


ー前節は「追加点が……」というお話もあったので、そういう意図もあってのフル起用だったのでしょうか?

今日は動けていましたし、キャスパーが起点になることは京都(サンガF.C.)にとって嫌だったと思うので、代える理由があまりなかったです。


ー得点したあとの攻撃の転じ方は、前節とは全く違ったと思います。そのあたりの手応えはいかがでしょうか?

あそこで2点目を仕留められるようになってくれば、昨シーズンの課題は大きくクリアできると思います。今日も何回かチャンスがありましたが、まだ決めきるところには至っていないので、ああいう状況の中で追加点を取れるようなシーンを増やしていきたいと思っています。


ー昨シーズンはゴール裏の収容人数が50パーセントだったものの、今日は100パーセントでした。大きな声援が聞こえてきたと思いますが、ファミリーの声はどのように届いていましたか?

体に響くというか、心に響くというか。「ホームでは強い気持ちでやらなきゃいけない」ということを選手たちにも話して、選手も十分理解した中で「ファミリーの声に応えたい」という想いを持っていました。Jリーグというのはサポーター、ファミリーがあってのリーグなのだなと、コロナ禍で改めて感じた部分ではあるので、ああいう形で皆さんが声援を送ってくださるのは本当にありがたいことです。豊田スタジアムではああいう熱い想いに応える試合をしていきたいと思っています。