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2023沖縄二次キャンプ:最終日(練習試合「vs札幌」)監督コメント

42月
2月4日(土)、北海道コンサドーレ札幌との練習試合が行われ、5−1で勝利。試合後、長谷川健太監督が囲み取材に応じました。

長谷川健太監督


ー沖縄キャンプを総括してください。

いろいろな課題が出て、収穫がありました。トレーニングマッチの4試合を含め、しっかりとスケジュールをこなせたことに満足しています。


ー二次キャンプでトライ&エラーを繰り返すことができたことは収穫だったと思います。今日の試合でどういった成果が出ましたか?

「エラーはあるけど、結果を恐れずにチャレンジしていこう」と試合前に話しました。公式戦では先発する11人だけでなく、途中出場する選手も含めてみんなで力を合わせた上でのチーム力が、結果として表れます。「与えられた時間でチームの勝利のために100パーセントを出して闘おう」と伝えました。途中から出た選手も流れを変えてくれたと思います。いい形でキャンプを終えることができたと思っています。


ー最初の90分について、点の取り方、逆転した流れも含めてどのような評価をしていますか?

先制して追いつかれる展開でしたけど、昨シーズンの課題だった追加点を取れたことが良かったと思います。


ー前回の課題を解消する目的もあったと思います。

まだまだな部分はあります。奪ったあとが前回の課題でしたけど、1点目は取った瞬間に永井(謙佑)に入って、キャスパー(ユンカー)へスルーパス、という流れでした。狙いどおりの形を出すことができたと思います。


ー沖縄キャンプで積み上げてきたものは今日の試合でどのように出たと感じていますか?

得点として表れたことは良かったと思います。2点目は前の3人での関係で崩してゴールを取りました。2本目は点を取れない試合が多かった中で、(石田)凌太郎が2点を取った。また、ナウド(レオナルド)も頑張っている中で結果を残すことができていなかったですけど、しっかりとヘディングシュートを決めてくれました。非常に大きな結果だと思っています。


ーレオナルド選手と酒井宣福選手が得点に絡むことは、チームの底上げという面でもポジティブな要素なのでは?

いろいろとやってきた中で、チームとして一定の手応えをつかむことができた試合だったと思います。昨シーズン、途中から出た選手がどこまで得点に絡めるかというところは大きな課題でした。そういう意味で、途中出場の彼らが流れを変えて、点に絡んでくれたことは大きかったと思っています。


ー3試合の実戦で3トップが流れの中から5得点を挙げています。

キャンプでなかなか点が入らない年もありますが、もっとやれる3人だとも思います。それぞれがキャンプ中に結果を出してくれたことは大きいと思います。ナウドにしても、2本目で結果を残してくれました。期待している選手がいい活躍を見せてくれたと思います。また、甲田(英將)はウイングバックとしてプレーしていますけど、少しずつ起用できる目処が立ってきました。楽しみな若手も出てきたのかなと思います。


ーユンカー選手、永井選手、マテウス カストロ選手で形成する3トップは期待感があると思います。ポテンシャルを感じていますか?

はい。シーズンをとおして、どこまでコンビネーションを高めていけるか。それは大きなポイントになると思っています。


ー昨シーズンよりも、選手たちが自信を持ってプレーしているように感じます。

合わないシーンもありましたけど、少しずつ合ってくれば大きなチャンスを作れます。可能性を秘めたシーンを何度か作れているので、もっともっとチャレンジして、トレーニングで深めていければと思います。


ー練習で繰り返しやってきたことを表現できていたかと思います。手応えを感じているのでは?

疲れていると思いますが、しっかりとトレーニングしたことにチャレンジしてくれました。その中で出た課題は持ち帰って、名古屋で取り組んでいきたいと思っています。


ー永井選手は少ないチャンスをモノにしている中で、「もっとチャンスを作りたい」と話していました。どのように感じていますか?

どちらも同じような展開だと思うんですよね。はじめにいい形で点を取った。逆にうちとしては一番やってはいけない形で相手に奪われて失点しました。「いってこい」という展開の中で、どちらが刺せるか。それによってJリーグの試合は動いていくと思っています。昨シーズン、チャンスは少なくなかったとも思いますし、それをモノにできなかったと考えれば、少ないチャンスを生かせたことは一定の成果だと言えると思います。


ー昨年のキャンプは新型コロナウイルスの影響もあり、十分なトレーニングを積めませんでした。今年のキャンプは手応えを感じるものになりましたか?

今日の朝、発熱者がおらず、無事に試合ができるということで胸をなでおろしました(笑)。もっとやってほしいところはありますが、はじめからそこまでうまくいかないとも思っています。そういう中でも、前線の3人の関わりから得点が生まれたことについては、一定の成果と言えます。さらにクオリティーを上げられるようにトレーニングしていきたいです。