長谷川健太監督
ー最終日の紅白戦は25分ハーフでしたね。今まであまり見たことのない長さだったので、少しびっくりしました。
本当は45分1本と思っていたんですけど、メンバーをいろいろと代えたいですし、システムも少し変えながらということで25分ハーフにしました。
ーここまで指示してきたこと、意識付けしてきたことがあると思います。そういったことの反映という部分で、今日のゲームをどう見ていますか?
出た部分と出なかった部分があります。2本目の黄色チームは狙った部分が出たのではないかと思いますし、赤チームも「出てやろう」という意欲を見せてくれたので、非常にいい紅白戦だったと思います。
ー意識付けの部分はいろいろやってきたと思いますが、練習の中での選手の反応はいかがでしたか?
反応は非常に良かったですね。一次キャンプはある程度手応えをつかんだかなと。疲れもあると思うのでしっかりと休んでもらって、二次キャンプはゲーム形式のトレーニングや練習試合もありますので、そういう中でしっかりと確認していきたいと思います。
ー今日のゲームの中で際立った活躍を見せた選手はいましたか?
若い選手の中だと、甲田(英將)が2点取ったので、非常に積極的なアピールをしてくれたと思います。調子のいい選手はトップでもどんどん使っていきたいと思っているので、練習の中からアピールする選手がどんどん出てくるということは、非常に喜ばしいことだと思っています。
ーこの時期ではあまりないかもしれませんが、「もう少しやってほしい」など、物足りない部分はありましたか?
まあこんなものじゃないですかね(笑)。始めからすべてうまくいくとは思っていないので。良かった部分もあればまだまだな部分もあります。そういうところを二次キャンプで修正していきながらやっていきたいと思います。
ー実戦での強度など、フィジカルコンディションという点についてはどのように感じていますか?
この時期としてはいい形で動けていると思います。学生(との練習試合)という選択肢もなくはなかったのですが、紅白戦のほうが白熱したゲームができるのではないかと思い、そちらを選びました。非常にいい形でやってくれたと思っています。
ー「白熱」というのは、ポジションを争うライバルと対面するという点もありますか?
そうですね。そういうのも含めてです。
ーそこで強度が出たのは、監督の狙いどおりだったのでしょうか。
そうですね。こういうテンションのゲームを最後にやりたいということで紅白戦をやったので、みんなが高い意識を持ってやってくれたと思っています。
ー試してみたいフォーメーションや組み合わせがいろいろあると思いますが、一次キャンプでの手応えはいかがですか?
まだなにもないですね。でも、楽しみな組み合わせもあるので、これからかなと。
ー新加入選手はチームに馴染んでいますか?
新加入の良さもありましたし、ヨネ(米本拓司)なんかは以前(名古屋に)いたということで馴染んでいると感じています。和泉(竜司)は(名古屋から)長く離れていましたが、練習ではいい動きをしていましたしこれからが楽しみだなと。野上(結貴)は3バックをずっとやっていたので、戦術理解度に長けていると思います。それぞれいい部分を出してくれたかなと。山田(陸)が最後にけがをしてしまいましたが、そんなに大きなけがではなさそうなので早い復帰を願っています。
ー二次キャンプでは実戦でしっかり落とし込んでいくことが主なテーマになってきますか?
はい、組み合わせをいろいろ試しながらやっていきたいと思っています。