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【新加入選手インタビュー】山田陸「セカンドボールの回収をはじめ、いわゆる“裏方のプレー”で貢献できれば」

212月

グランパスへの加入が決定した山田陸選手に加入後初となるインタビューを実施。移籍の経緯や自身のプレースタイル、そして来シーズンへの想いなどを語ってもらった。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


11月30日にグランパスへの加入が発表されました。現在の心境を教えてください。

山田 本当に名古屋グランパスはビッグチームで、日本で知らない人はいないと思っています。そんなクラブからオファーをもらえてすごくうれしいです。


オファーを受けた時の気持ちはうれしさが一番でしたか?

山田 そうですね。ほかのJ2のクラブには行く気がなかったのですが、グランパスからオファーをもらえて、すぐに「チャレンジしてみたい」と思いました。


すぐに移籍を決めたのでしょうか?

山田 そうですね。(ヴァンフォーレ)甲府は来シーズン、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)に出場できるのでそこでやってみたいという気持ちももちろんありました。ただ、それでも名古屋グランパスでやりたいという気持ちのほうが大きかったです。


移籍の決め手となったのは?

山田 過去に甲府に在籍していたボランチの稲垣祥さんがいることです。僕はプレースタイルが少し似ていると思っていて、稲垣さんから吸収しつつ、僕も負けないように挑んでいきたいと思いました。甲府の中心選手としてやってきた自分 がどれくらいやれるのかを試してみたいというのも理由の一つです。


稲垣選手と面識はあるのでしょうか?

山田 ないですね。甲府のスタッフから「本当にいい選手だ」という話を聞いていました。自分の周り、半径2、3メートルくらいの球際は絶対に負けないと聞いて、自分に似ているところがあると思いました。プレーを見ていても球際の強さを感じます。そこに対して自分がどれくらいやれるのかというのはありました。


グランパスからどんなことを期待されていると感じていますか?

山田 球際で相手をつぶしつつ、パスを捌いてほしいと言っていただきました。その役割自体は甲府とやっていたこととあまり変わらないので、J1のステージでどれぐらいできるかというのは楽しみです。


今シーズンのグランパスは甲府と同じダブルボランチを採用することもあれば、アンカーを置くシステムを採用することもありました。

山田 自分はアンカーが好きですが、ダブルボランチでも基礎的なところは変わりません。目の前にボールがあってデュエルになったら絶対に負けないように闘っていきたいと思っています。


球際であったり、パス、ビルドアップという特長があると思いますが、目指している選手、参考にしている選手はいますか?

山田 日本代表の守田英正選手(スポルティング)はどっちもできて、足元もあるので参考にしています。


山田選手のキャリアについても聞かせてください。2017年に大宮アルディージャユースからトップチームに昇格し、2017年にグルージャ盛岡(現いわてグルージャ盛岡)、2018年にAC長野パルセイロへ育成型期限付き移籍。その後、期限付き移籍(2020年)を経て、2021年に甲府へ移籍しました。

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