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【Talk×Talk】ブラジル料理(チアゴ)

2410月

選手が好きなこと、ハマっていること、おすすめしたいもの……、あらゆるジャンルの中から一つのテーマに絞って語る『Talk×Talk』。第3回目はチアゴ選手がブラジル料理について教えてくれました。地元で撮ったプライベート写真を交えながら好きなブラジル料理について語ってくれました。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


今回はブラジル料理について教えてください。パッと思いつくのはシュラスコやフェジョン(豆を使った国民食)、マテ茶などですが、チアゴ選手が好きなブラジル料理は?

チアゴ ブラジル料理と言うと今おっしゃられたような料理が思いつく方が多いかもしれませんが、ブラジルはすごく大きな国でいろいろな国の人が住んでいるので、ブラジル内でいろいろな料理を食べることができます。南のほうにはイタリアやドイツなどにルーツがある方が多く住んでいるのでイタリア料理やドイツ料理を食べることができますし、北のほうに行けばアフリカ料理、アマゾン(熱帯雨林)ではそこでしか食べられない料理がたくさんあります。僕はブラジルの南部出身なので、地元では本場さながらのイタリア料理やドイツ料理を食られます。ですから、ブラジル料理で有名な肉料理やフェジョンのほかにも、パスタやポレンタなどをよく食べていました。


ポレンタというのはどんな料理ですか?

チアゴ とうもろこしの粉に水とバターを混ぜてソースのようにした料理です。ご飯やフェジョンと一緒に食べることが多いですね。ただ、ポレンタはブラジル料理ではなくイタリア料理。南のほうでは日常的に食べられています。かつて、おじいちゃんとおばあちゃんがとうもろこしを売っていて、そこで粉を作ってポレンタを作り始めたようです。昔は畑で作ったもので自給自足するような生活だったので、とうもろこしやじゃがいも、マンジョッカ(タピオカ粉のもとになる芋。日本ではキャッサバと呼ばれることが多い)を畑で作って生活していました。


肉料理の中ではどんなものが好きですか?

チアゴ 僕が一番好きなのはコステラというリブステーキです。ただ、リブステーキと言っても作り方が少し特徴的で、脂が多くて少し硬い肉なので、柔らかくするために6時間から8時間ほど弱い火でじっくりと焼き上げるんです。弱い火で長い時間焼くことですごく柔らかくておいしい肉になります。南側の地域ではポピュラーな料理で、地元に帰ったら欠かさずに食べますね。


そんなに長い時間を掛けて焼くんですね。

チアゴ 肉の厚さや脂の量によって変わりますが、平均すると6〜8時間くらい掛かります。短い時間で焼こうとして火を強くしてしまうと内側まで焼けないですし、柔らかくならないので、最初から最後まで同じ温度を保ってじっくり焼くことがポイントです。肉を刺した棒を地面に立てて、その周りに火を点けてゆっくり焼くような感じです。見た目もすごくいいんですよ。写真をお見せしますね。

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