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【スタッフインタビュー】河村美樹(管理栄養士)「選手に身近な存在として」

266月

グランパスの一員として戦っているのは、選手やコーチ陣だけではない。『INSIDE GRAMPUS』では今回、裏方としてチームを支える管理栄養士にフォーカス。食事に関するマネジメントの全般を担当する河村美樹にインタビューし、日々の業務や選手との関わり方、今後の展望を聞いた。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部




―2012年2月より、グランパスの管理栄養士として活躍しています。まずは現職に就いた経緯を教えてください。

現在トレーニングコーチを務める川崎(英正)さんに声を掛けていただいたことがきっかけです。元々は川崎さんが設立したメディカル・スポーツ・マイスターという会社に所属していて、誘いを受ける形でグランパスに携わることになりました。当初は常勤というわけではなかったのですが、メディカル・スポーツ・マイスターを退社した2014年2月以降は、専属の管理栄養士として働かせていただいています。


―管理栄養士としての業務内容を教えてください。

選手の食事に関するマネジメント全般になります。選手へのアドバイスやメニューの調整が主な業務で、補食の提供やサプリメントの管理、体重や血液検査など、個人データの管理もしています。グランパス以外では、大学でのスポーツ栄養学の講義をはじめ、外部での講演もさせていただいています。


―選手の食事はどのように管理しているのでしょうか?

選手の食事を見られる機会は、基本的には食堂での昼食しかありません。一人ひとり、細かいところまでチェックできているとは言い難いのですが、グランパスの食事はビュッフェ形式なので、ある程度は食べているものや食べ方の癖が分かるものなんですよ。食べる量によって食欲の有無が分かることもありますよね。いつもと異なる食べ方をしている時は、選手に声を掛けて状態を確かめるようにしています。新加入の選手については、食事の状況を把握するためにあらかじめ面談を行っておいて、食事の際に疑問に思ったことは積極的に聞きます。食事を見ることで得られる情報は少なくないんですよ。


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