選手が自身のプレーを振り返り、瞬間的に思い描いていたイメージやその選択に至った理由を明かす『The Scene』。今回は、8月19日(金)のジュビロ磐田戦で攻守にわたって好プレーを見せ、チームを勝利に導いたレオ シルバにフォーカスし、プレーの真意に迫った。
19日の磐田戦は1−0で勝利し、勝点3を手にしました。
レオ シルバ すごくポジティブな試合だったのではないでしょうか。攻守において、自分たちがやろうとしていたプレーを実践することができましたから。ただ、数多くあったチャンスをモノにできなかったことはチームとしての課題だと思っています。
今シーズン、チームとして積み上げてきたものが形になってきた実感はありますか?
レオ シルバ そうですね。ここ数試合、多くのチャンスを作ることができていて、自分たちにとっていいサッカーができているのではないかと感じています。監督が目指しているサッカーを実現できつつあるのかなと。日々の練習で取り組んできていることの精度が上がってきていると思います。
レオ選手自身、ボールを奪うこと、ボールを運ぶこと、前に出ていくことなど、良さを発揮するシーンが増えてきている印象です。
レオ シルバ 手応えを感じています。いいコンディションを保つことができれば、より良いパフォーマンスを見せることができると思っています。また、チームとしての成長も感じられているので、すごくいい状態にあると思います。
チームにおける自身の役割をどのように考えているか、改めて教えていただけますか。
レオ シルバ 自分の横に立つ(稲垣)祥との間に相手の縦パスを通さないことを第一とし、ディフェンスラインと連携してゴールを守ること、ディフェンスラインの仕事を楽にしてあげることが大事です。また、奪ったボールを前に運ぶこと、質の高いパスを前線に供給することも役割の一つだと考えています。
そういった役割が詰まったシーンを観ていただきます。まずは43分、ボール奪取をして相手ゴールに迫った場面を振り返ってください。
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