永木亮太選手
ー湘南ベルマーレに復帰したシーズンに、移籍を決断するのは容易でなかったと思います。移籍の経緯を教えてください。
湘南で半年以上プレーしていましたが、なかなか思うようにいきませんでした。ケガやコンディションの影響もあったとはいえ、チームに力を還元することができず、もがく時間が多くありました。そういった中で、名古屋さんからレンタル移籍のお話をもらいました。「湘南で頑張り、残りのシーズンで巻き返そう」という思いもありましたが、いろいろなことを考えた結果、「名古屋で力を出して勝利に貢献したい」という気持ちが上回りました。この歳での移籍は難しいところもあると思いますけど、自分の力を発揮する自信はまだまだあります。「新たな覚悟を持って名古屋でやりたい」と思い、移籍を決断しました。
ー34歳という年齢でオファーをもらうこととなりました。声を掛けられた時の心境は?
うれしかったです。これまでの選手生活で磨いてきたものがこういう話につながったと思います。チーム事情もあると思いますが、話をもらったことは素直にうれしかったです。この歳でも獲得してくれたことに感謝しています。
ー対戦相手として見ていたグランパスの印象と、実際にグランパスの選手としてプレーしていくイメージを教えてください。
サイドにスピードのある選手がいて、各ポジションに能力の高い選手がいる印象です。今の順位よりも上にいく力を持っているチームだと思っています。自分がそこに入っていくイメージもできています。今日1日、トレーニングをしただけですけど、フィジカルに優れる選手がいると感じました。能力が高いチームだなと思っています。
ーこれまでに培ってきたものの中で、周囲の選手との違いを生み出せる部分は?
自分の特長は、ボランチとしてゲームを作ること、高い強度で守備ができること、がむしゃらにプレーできることだと思っています。勝ちにフォーカスできる選手だと思っているので、チームに合うのではないかと思います。
ーチームに合流して感じたことは?
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