稲垣祥選手

ー最後の最後にゴールを決めて勝ちきりました。

ご覧のとおりというか、だいぶ厳しい試合でした。後半の内容はだいぶひどかったですが、そういった中でも粘って、粘って、最後に途中から出てきた選手が仕留めてくれるというこの循環は、今まで自分たちが求めてきたものだと思います。そういう試合ができたことは今のこのチームにとってすごく大きなことだと思います。

ーリードを奪い、後半にシステムを変えた中で同点にされました。そこからギアを入れ直すというところはいかがでしたか？

そういう感じはなかったですね。1−0の時ももう1点取りたいという意識はありましたけど、押し込まれてなかなか相手ゴールに迫れなくて、踏ん張るので精一杯という感じだったので。1−1になってからも、取りにいきたいけど押し込まれたという感じで。そこの意識はあまり変わっていないですね。

ーサイドの攻防がポイントになったと思います。そこで押し込まれてしまったのは数的な問題だったのでしょうか？

ずっと数的不利という状況ではなかったです。個で剥がされたりとか、自分たちが後ろに重くなって押し込まれる時間が長くなって、ボール際にいけなくなってきたりして、少しずつ後手を踏んでしまったかなという印象です。

ー今シーズン初めてリーグ戦で連勝を収めました。

先ほども言ったとおり自分たちにとって本当に大事な試合だったし、内容はなかなか難しいところはあったけど、勝点3を手にすることができたのは成長につながると思います。これからに向けて本当に大きな1勝だったかなと思います。

ー劇的なゴールが決まった時の雰囲気はどのように感じましたか？

（残り: 1726文字 / 全文: 2511文字）