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明治安田生命J1リーグ第14節 清水戦後 監督会見

215月
5月21日(土)、明治安田生命J1リーグ第14節が行われました。名古屋グランパスはIAIスタジアム日本平で清水エスパルスと対戦し、2-1で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


最後は本当に苦しい展開でしたが、ディフェンス陣が頑張り、代わって入った選手が最後に仕留めるという、これまでなかなかできなかった試合展開でした。全員が一つになって闘えたことが大きかったと思います。こういう勝ちを次につなげていかなければいけないと思います。今日の終盤はギリギリの状況でしたが、そういうところで踏ん張り勝ち越せたことはまた一つ、大きな積み上げだと思います。次の試合が中3日でありますので、切り替えて頑張りたいと思います。


ー今日は酒井宣福選手がゴールを決めました。懸念されていたFWの選手によるゴールとなりましたが、その評価をお聞かせください。

本当に角度のないところでしたが、マテウス(カストロ)からのボールをよく当てたと思っています。これをきっかけに、自信を持ってまた次のゴールを取ってくれることを期待しています。


ー相馬勇紀選手の終盤のゴールで勝利しましたが、試合展開を見ると引き分け、または逆転されることもあり得たかと思います。あのようなゴールで勝ったことで、チームに勢いが出てくるのではないでしょうか?

吉田豊は中2日の連戦、移動も含めて、終盤は疲れていました。それは藤井(陽也)にしても中谷(進之介)にしてもそうです。中2日で徳島から移動でしたから。やらせたのは私なのでなんとも言えないのですが(笑)、よく最後まで頑張ってくれたと思います。吉田(豊)に疲れが見えた状況でカルリーニョス(ジュニオ)選手のクロスから(チアゴ)サンタナ選手に決められましたが、逆に終盤、相馬のパワーで押し返せればと考えて投入しました。本人もずっと得点がないことを気にしていましたが、終盤にあそこでドリブルで仕掛け、1人で運ぶことができる。石田(凌太郎)もそういうタイプですが、そういった選手が出てきたことはチームにとって大きいと思います。


ー今シーズン初のリーグ戦連勝、そしてアウェイでの勝利を清水で達成しました。長谷川監督にとって少し縁を感じることなのではないでしょうか?

それは感じないです(笑)。たまたま清水だっただけで、自分の古巣が清水だったからといってそういう気持ちはないと思っています。巡り合わせで今回、こういう結果になりましたが、本当にどちらに転んでもおかしくないゲーム展開でしたし、そういう中で勝ちきれたことはチームにとって非常に大きな自信になると思います。


ー今シーズンここまで、運のない場面も多々ありましたが、今日はどちらかというと運も味方してくれたのではないでしょうか?

「終盤までディテールにこだわろう」という話をずっとしていた中で、ディフェンス陣が最後までチームとしての約束事や細かい部分をプレーし続けました。だからこそ最後の場面でシュートブロックをしたり、清水の選手のシュートミスにつながったと思います。もちろん運もあったかもしれませんが、疲れている中、押し込まれている状況でもチームとしてしっかりと、最後の部分で体をぶつけたり、シュートブロックに入ることをやってくれたと思います。


ー手応えがありながら結果につながらない状況から、これでリーグ戦2連勝、カップ戦を含めると3連勝となりました。波に乗ってくるのではないでしょうか?

次はアビスパ福岡戦です。非常に堅いチームですし、力のあるチームだと思っています。またホームで勝ち星を得られるようしっかりと闘いたいと思います。


ーサポーターの盛り上がりも今シーズン一番のように感じましたが?

こういう熱いゲームをすることが今シーズンの目標でもあります。そういう試合を、名古屋から清水まで応援に来てくださったファミリーに届けることができたのは本当に選手がよく頑張ってくれたからだと思います。こういう試合を1試合でも多くやれるよう、我々は準備をしたいと思っています。