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【名古屋グランパスU-18】高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 WEST 第5節静岡学園高校戦 試合結果+コメント

15月

5月1日(日)、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 WESTの第5節が行われました。名古屋グランパスU-18はトヨタスポーツセンター 第2グラウンド(天然芝)で静岡学園高校と対戦し、3-1で勝利。試合結果と古賀聡監督、西凜誓選手、遠山湧斗選手のコメントをお届けします。


[開始時間]

13:00


[試合会場]

トヨタスポーツセンター 第2グラウンド(天然芝)


[試合結果]

名古屋グランパスU-18:3-1:静岡学園高校


[名古屋グランパスU-18メンバー]

GK:北橋 将治

DF:小嶋 健聖、西 凜誓、大田 湊真、長田 涼平

MF:牧嶋 波亜斗、宇水 聖凌、鈴木 陽人、野田 愛斗

FW:遠山 湧斗、神谷 悠介


68分 野田 愛斗→内田 康介

82分 神谷 悠介→杉浦 駿吾

89分 牧嶋 波亜斗→佐藤 俊哉


[得点]

26分 遠山 湧斗

55分 西 凜誓

75分 宇水 聖凌

※名古屋グランパスU-18のみ


古賀聡監督


ー首位の静岡学園高校相手に3−1で勝利しました。試合の振り返りをお願いします。

ボールを持っていなくても、ボールを持っていても、相手にアタックする、攻撃するという自分たちが目指している部分で、相手が嫌がるプレッシャーを掛け続けて、なおかつ奪ってから速くゴールに迫れて、チャンスを作り出せていたと思います。そこは積み重ねている部分、磨きを掛けている部分なので、選手たちを称えたいと思います。


ージュビロ磐田U-18戦では70分まではできましたが、今日はその時間を伸ばしたと思います。

今日も70分くらいから少し相手に押し込まれてしまって、自陣で受け身になる状態が続いていたのでまだまだですね。ただ、選手たちはそういう課題意識を持っているので、落とさないようにいき続けたり、アクションを起こし続けるという意識が今日は見えました。そうした中で全員で声を掛け合って、連携する部分も見えたので、そこは前節の敗戦が生きてきたのかなと思います。


ーセンターバックの2人がうまくカバーリングしたり、持ち上がったりといいプレーを見せていたと思います。

そうですね。特に大田(湊真)は危ないところで予測して先回りして、カバーしてボールを奪って、なおかつ自分で持ち運んで、アタッキングサードまでいってチャンスを作り出してくれました。ボールを奪って終わりではなくて、ボールを奪ってゴールを奪うところまで追求してきているので、本当に頼もしくなってきたなと思っています。


ー静岡学園相手に3−1というスコアで勝てたことについてはどのように感じていますか?

技術の高い選手たちがそろっているすばらしいチームと相対する中で、自分たちのボールを奪うという強みをしっかりと出せていたと思います。相手も嫌がっていましたし、自分たちの得点チャンスにつながっていたことを自信にしながら、さらに磨きを掛けて、どこが相手でもその強みをしっかりと出せるように、それを90分間出し続けられるように、これからも求めていきたいと思います。


ーPKの場面でキッカーに立候補する選手が多くいました。

譲り合うより「俺が、俺が」といってくれたほうがいいですよね。強気でプレーし続けることを求めているので、今日はPKの場面だけではなくて、常に強気で仕掛け続けたということは評価できると思います。


西凜誓選手


ー首位の静岡学園高校相手に3−1で勝利しました。

試合前から静岡学園はすごく強いチームで、うまくて、いいチームというのはわかっていました。自分たちは試合の延期もありましたが、前節のジュビロ磐田U-18戦で今シーズン初めて負けて、この試合に向けてすごく強い思いがありました。その中で自分たちのスタイルを貫くということで、シーズンの初めから言っていますけど、オールタイムオールコートアクション、オールタイムオールコートプレスということを掲げて、それをやれば絶対に勝てるという自信がありました。最後まで貫きとおして、ゴールまで向かい続けるサッカーを見せられたことが一番の勝因だと思います。


ーPKの場面では多くの選手がキッカーに立候補していました。

(キッカーの)取り合いになるくらい一人ひとりが自信を持っていたと思います。最終的にはジャンケンで自分が勝つことができて、絶対に決められるという自信があったので、自信を持って冷静に決められたと思います。


ー自身を持った選手がたくさんいることについて、キャプテンとしてどう感じていますか?

今シーズンは全員がリーダーになるような、全員がキャプテンになるようなチームでありたいという目標を立てています。そういった意味でも全員が自信を持ってプレーしていると思うので、それはいいことなのかなと思います。


ーいい展開の試合でしたが、あえて課題を挙げるとするなら?

何度もチャンスがあった中で3点しか決められなかったという部分が悔しいです。最後にPKを与えてしまって失点したことも、まだまだ試合を締めるという部分が足りていないのかなと思います。次節からまた、ゴールを決めること、無失点で終えることを目標にやっていきたいと思います。


ー3点取っていてももっと取りたい?

そうですね。自分たちは最後の最後まで、試合が終わるまで攻撃をし続けるスタイルを貫くサッカーなので、4点、5点、より多くのゴールを決められるようにやっていきたいです。


ー終盤になっても相手のディフェンスラインまでプレスを掛けにいく姿が印象的でした。

前節の磐田戦では70分間はプレスを掛け続けたり、攻撃をし続けることができたと感じましたが、残りの20分が課題だと自分たちの話の中で出ていました。そういうことを考える中で自分たちは、オールタイムということですべての時間でプレッシャーを掛け続けて、すべての時間でゴールに向かい続けるという目標を立てているので、すべての時間という部分をもっとやっていかなければいけないと思って、この試合に向けてこの2週間取り組んできました。今日の試合ではまだまだ甘い部分もあったと思うんですけど、開幕してからだんだんと自分たちがやりたいサッカーをできてきているという手応えがあります。そういう部分を大事にして今後もやっていきたいと思います。


ー実現するためには走行量を上げていくことと、エネルギーの使い方が重要になると思います。どういったアプローチをしようと考えていますか?

体力的な面でずっと走り続けたり、基礎体力を上げるという部分で、練習の中から強い強度でやることかなと思います。自分たちはトレーニング=ゲームと考えていて、練習の中でできることは試合でできますし、練習でできなければ試合でもできないと思っているので、練習の中から走り続けることだったり、前に出ていく姿勢を意識しています。最後の最後までやり続けるという意味では、体もそうですけど頭も動かし続けなければいけないので、気持ちの部分でも体の部分でも90分間走り続けられるようにやっていきたいなと思っています。


遠山湧斗選手


ー見事な先制点でした。

いい形で(小嶋)健聖までボールがいったと思いますし、そこからのクロスは練習で共有していました。めちゃめちゃいいボールがきたので、気合いで飛び込んで合わせました。(決められて)素直にうれしいです。


ー飛び込むタイミングが難しかったと思います。

健聖とは、練習の中で「あそこを見て」と話しています。あとは空いている場所を見つけて、タイミング良く蹴る瞬間に抜け出して、押し込めたので、理想の形かなと思います。


ーあのゴールに得点をつけるとしたら何点ですか?

100点です(笑)。決められたので本当に良かったです。


ーあのゴールで流れを引き寄せられたと思います。試合の感想はいかがですか?

立ち上がりに前からどんどんプレッシャーを掛けていって、相手がすごく嫌がっていたと思うので、いいゲーム運びができたのかなと思います。ただ、最後の10分くらいで甘さが出てしまったのが本当にダメなことで、走る姿勢がでなくなったり、相手にドリブルをさせてしまって、PKを与えてしまいました。自分たちの課題である最後の10分でどれだけ甘さを見せずに試合を締められるかというのが出てしまったので、練習から突き詰めていきたいと思います。


ー勝ったことよりも、最後に点を取られた悔しさのほうが強い?

はい。すごく悔しいです。


ージュビロ磐田U-18戦では70分までできていて、今日はそれよりも長くできました。いい方向に進んでいるような感覚はありますか?

A、Aサブ、Bで常にいい競争環境ができていることや、高い強度のプレーを連続しながら、練習の始まりから終わりまで気を抜かずに、一人ひとりがキャプテンシーを持ってやっていることで、少しずつですけど良くなっているのかなと思います。一気には良くならないので、一つひとつ積み重ねていっているからこそ、今日少し良くなったのかなと思います。


ー前線であれだけボールを追えるというのは、なにが自分を突き動かしているのでしょうか?

ゴールを決めたいというのが自分の中にあるので、そのためには走ることもやります。昨年の(真鍋)隼虎くんの姿を見ていて、あれが基準ですけど、自分はまだそこに及んでいないので、自分なりに超えられるようにやっていきたいです。


ー4月8日に5選手がトップチーム登録(2種登録)されたことが発表されました。意識しましたか?

発表を聞いた時に自分がいない、トップチームにあまり参加できていないというのが本当に悔しかったです。かといってふてくされるわけではありません。こういった自分の価値を高める場所があるので、そこで今日みたいなゴールを決めることだったり、活躍して、少しずつでもステップアップ、ステージ奪取をできたらなと思います。