友との別れに涙したり、新たな生活に胸を躍らせる−−。そんな学生たちの卒業シーズンが到来しました。『INSIDE GRAMPUS』では、卒業式を迎えたばかりの3選手にインタビューを実施。第3回では東海学園高等学校を卒業した甲田英將選手に、“青春の1ページ”について語ってもらいました。
まずは卒業おめでとうございます。卒業式には参加できなかったと伺いました。
甲田 はい、卒業式は2月28日に行われましたが、出席できませんでした。最後にみんなとワイワイして、ちやほやされるチャンスだったんですけどね(笑)。ただ、僕と(吉田)温紀のために、卒業式の代替として卒業証書授与式を開いてくれました。僕らと校長先生、担任の先生だけのこぢんまりとしたものでしたが、うれしかったです。卒業証書をもらい、僕らから感謝を伝えました。学校の先生方には世代別代表の活動などの際にも支えていただきました。
サッカーと勉強の両立は、学校の配慮があったからこそできたものですものね。
甲田 そうですね。テストと代表活動がかぶった時も、いろいろな対応をしてもらいました。とはいえ、みんなと同じようにテストを受けていたとしても、それなりにいい点数を取れていた自信はありますよ(笑)。基本的に、毎回クラスで10位前後の点数を取れていたので。勉強は不得意ではないと思っています(笑)。
卒業式に出席できたらどんなことをしたかったですか?
甲田 卒業アルバムにメッセージを書いてもらいたかったです。うまくいかない時に卒業アルバムのメッセージを読み返して、みんなの思いを噛み締めたいタイプなので(笑)。中学校の卒業アルバムもちゃんと寮に置いてありますよ。高校3年間ではあまり見返しませんでしたけど(笑)。
学生という身分ではなくなって、心境に変化はありましたか?
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