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明治安田生命J1リーグ第4節 川崎F戦 前日監督会見

113月
3月11日(金)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、12日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第4節の川崎フロンターレ戦に向けて、長谷川健太監督がオンラインでの記者会見を行いました。

長谷川健太監督


ーオフェンス面でのバリエーションが増えてきている印象があり、ディフェンス面でも抑えられている場面が多いと思います。現状のディフェンスやディフェンスからオフェンスにつながる部分の手応えはいかがでしょうか。

特にディフェンスからオフェンスのトランジションはまだまだ改善の余地があると思いますが、攻撃から守備の切り替えは非常に意識高くやってくれていると思っています。


ー次節の川崎フロンターレ戦で武器になってくる部分はどのように考えていますか?

切り替えのところはどのチームに対しても重要になってくると思いますが、特に川崎に対してはそこが生命線になると思います。攻守の切り替えのトランジションの部分は非常に大事な攻防になるんじゃないかと思います。


ーセットプレーのバリエーションが増えたと思います。キッカーの質や人数など、バリエーションを持てるようなチーム構成に関して手応えを持っていますか?

そうですね。非常にすばらしいキッカーがいますし、セットプレーのコーディネーターではないですが、コーチ陣がよく考えてくれて、いろいろな形を落とし込んでくれています。そういう意味ではもっともっと試合を重ねながらそのバリエーションを増やしていければと思っています。


ーそこを決めきるためにどういった指導をしていますか?

タイミングを合わすようなトレーニングをしています。まああとは個の部分もありますよね。ボールの質で、セットプレーの場合は7割くらい決まると言われていますから。キッカーの良さをどんどん生かして、セットプレーでも点を取れるようにしていきたいと思っています。


ーセットプレーとどんどん仕掛けて決めきるという部分の割合、攻撃のバランスについてはどのように考えていますか?

セットプレーを取れるような攻撃を仕掛けないと、セットプレーから点を取ろうと思っても取れないと思います。ですから、もっともっとチャンスを増やしていくということが大事ではないかなと思っています。1試合1試合積み重ねて、攻撃のクオリティーを上げることを年間とおしてやっていきたいなと思います。


ー交代選手が果たす役割は大事になると思います。ここまでを振り返って、交代選手のパフォーマンスについてどのように感じていますか?

ちょっと寂しい感じはしています。そういう意味ではいろいろな形でベンチメンバーに刺激を入れていきたいと思っています。


ー川崎に対しては昨年連敗を喫した悔しさがあり、選手の気持ちが入っている部分があると思います。監督としてはこの川崎戦をどのように位置づけていますか?

非常に大きな相手だと思っていますが、逆に勝てば非常に大きな自信を得ることができる試合だと思っています。我々はチャレンジャーなので、思いきって川崎にぶつかっていきたいです。持てる力をすべて出していきたいと思っています。


ー選手の様子を見ていて、そういう気持ちが入っているような印象はありますか?

それは川崎というチャンピオンチームですから、それぞれ意識はしていると思います。


ー今シーズンは積極的に練習を公開してくださっていると思います。この1週間公開しなかったのは、戦術面に時間を掛けたり、早めに雰囲気を作っていきたいという思いもあったのでしょうか?

というよりも、今週は(オフから試合までの練習が)1日少なかったので、皆さんに公開できなかったということで、申し訳なかったと思っています。


ー今年の川崎を見ていると多少メンバーの入れ替わりがありましたが、それでもどこからでも点を取れるような戦い方をしていると思います。そういった手強さは監督の目にはどのように写っていますか?

手強さと言ったら失礼になるので、やっぱり強さではないかなと思います。前回のガンバ(大阪)戦なんかも最後の最後でどんな形であれ、ああやって点を取ってしまうと。開幕戦の(FC)東京戦も、あの時間帯までは東京が非常に良かったにも関わらず、川崎がセットプレーからダミアンの高さというところで勝ちきってしまうとか、浦和(レッズ)戦も先制されても逆転で勝つとか。やっぱりここまで川崎の強さというところは、特にチャンピオンチームのプライドというか、自信が端々に見える試合運びをしていると思います。先ほども言ったように当然簡単ではない相手ですが、すべてをぶつけるのには一番いい相手ではないかなと思っています。


ー前節は点を取ったあとに押し込まれたことが結果的に失点につながってしまいました。川崎も前からプレッシャーを掛けてくる相手です。自分たちの時間を増やしていくために必要なことはどのように考えていますか?

やはり切り替えのところですよね。奪ったあとの切り替えというのがすごく大事な試合になると思います。そこでどこまで川崎に対してやれるかどうかというのが、一つ大きなポイントになると思います。


ー昨シーズンのMVPであるレアンドロ ダミアン選手に注目が集まると思います。警戒しなければいけないポイント、もしくはそのほかに注意すべき選手がいれば教えてください。

みんな怖いですよね。家長(昭博)も怖いですし、脇坂(泰斗)もいいプレーをします。と言っていると遠野(大弥)とかが非常にパンチ力のあるシュートを持っていたりもします。ダミアンだけでなく、武器は非常にあると思っています。途中から出てくるであろう小林悠であったり、知念(慶)とか一発を持っている選手がいますので、三笘(薫/ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)という攻撃の牽引者というか大きな武器を失っても、それを埋めるだけの選手が川崎にはいるんだなと改めて感じています。ただ、我々も付け入る隙があると思っていますので、そこをどこまで相手に対して打ち返していけるかどうかというところがポイントになるんじゃないかと思います。


ーその付け入る隙を具体的に教えていただくことはできますか?

できません。


ーチアゴ選手の状態を教えてください。

普通に考えたら(試合は)できないですね。ただ、練習はしています。驚異的な回復力です。