長谷川健太監督
ーここまでの2試合ではメンバーを変えました。明日の試合ではその2つのチームを掛け合わせるような、選手起用の幅を持って臨めるようなところはありますか?
はい、あると思います。
ールヴァンカップでいい動きを見せた選手には継続してチャンスを与えますか?
そこはプレーを見て、評価してというところで考えていきたいと思います。
ーコンディショニングを考えると、開幕戦に出場した選手もあまり間隔を空けずに起用したいという部分もあるかと思います。
コンディションの部分に関しては、全員とは言いませんが、ある程度の選手が試合をやれたので、どの選手もいい状態で試合に臨めると思います。
ー開幕前よりも選択肢が多くなっていますか?
フィジカルコンディションだけで言えば、開幕時と比べればどの選手も非常に上がってきていると思います。
ー清水エスパルス戦後に攻撃について、「個性を生かしつつも大枠はある」ということをおっしゃっていました。2試合でいろいろな形が見えた中で、バランスをどうやって取っていくかなどの考え方に変化はありましたか?
それは一戦ごとに評価しながら、チームの結果も含めてメンバーを考えていかなければいけないと思っています。中3日でリーグ戦が控えているので、そういうことも含めて総合的に判断してメンバーを決めていきたいと思います。
ー大枠については、どういった部分を重視しているのでしょうか?
チームのやり方としてあるというところで、選手たちには話をしています。そういう中で選手起用によって若干狙いが変わることもありますが、チームとしての攻撃、守備の形は大枠では誰が出ても変わらないと、選手たちに話をしています。
ー前節からの1週間でどんなことを重点的に取り組んできましたか?
大枠という話を先ほどしましたけど、チーム全体としてすべてを落とし込めているわけではありません。そういうチームの戦い方という部分をさらにこの1週間でいろいろな形で落とし込む、刺激を与えるという意味でいいトレーニングができたと思います。
ーここまでの2試合ではチャンスの数が多く、シュート数は2桁でした。監督の経験も踏まえて、精度を上げるためにはどんなことが必要だと感じていますか?
それは練習しかないと思います。決定力、得点力を上げるというところは、引き続きいろいろな刺激を与えていきたいと思います。
ー練習や試合で、サイドの選手には両方のサイドでプレーさせていると思います。それは適正を見ているのか、組み合わせを見ているのか、どういった狙いがあるのでしょうか。
適正は見ています。外から見た部分での特長はある程度わかっているつもりですが、実際に組み合わせてみないとわからない部分もあると思いますので、トレーニングの中でいろいろな組み合わせを試していきたいと思っています。
ーコンディション面では上がってきているという話がありましたが、戦術の落とし込みにはまだ余地があるという捉え方でいいでしょうか?
はい。それはやっていかなければいけないと思っています。まだやり始めて2カ月、もうすぐで3カ月になりますが、まだすべてを落とし込めているわけではありません。コロナで止まっていた期間もありますので、本当に一試合一試合を大事に闘っていきたいと思っていますし、トレーニングも無駄にできない。1日1日、選手と向き合ってやっていくつもりです。
ー前節では分母を増やすためのアプローチができたという話があったと思います。次戦での狙いはどういったことになりますか?
もちろんチャンスの数を増やさないと得点の部分は上がっていかないと思います。決定力、精度を上げるという部分と、チャンスを増やす部分の両方をトレーニングしながら改善しなければいけないと思います。もちろん対戦相手によってシュート数や攻める時間帯は変わってくると思いますので、難しいゲームになってもしっかりと勝ちきれるような武器を備えていかなければいけないと思っています。
ー負傷していた河面旺成選手が先日の公開練習ではフルメニューを消化していました。彼と、前節脳しんとうの疑いで途中交代した相馬勇紀選手の状態を教えてください。
河面に関してはトレーニングに合流して1週間ということなので、まだ公式戦に出るのは難しいかなと思っています。徐々にコンディションが上がってきて、トレーニングでゲームをやりながら、彼も準備していってほしいと思います。だいぶ動けるようになってきていると思っています。相馬に関しては、痛みもなく、順調にというか、ステップを消化しているので、試合に出られる状態にはあると思っています。
ー明日対戦するサンフレッチェ広島にはどのような印象を持っていますか?
非常に切り替えが速くて、前からアグレッシブに闘ってくるということで、それは昨シーズン、城福(浩)監督の頃から継続していることだと思っています。非常にタレントが多いチームですし、難しい試合になると思っています。
ー相手のことよりも、自分たちのサッカーをやることが重要になるというイメージですか?
どんなチームでも、しっかりと自分たちの良さを出せるようにしていかなければいけないと思っています。