グランパスへの加入が決定した酒井宣福選手に加入後初となるインタビューを実施。移籍の経緯やクラブの印象、そして今シーズンへの想いなどを語ってもらった。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
昨年の12月21日にグランパスへの加入が発表されました。現在の心境を教えてください。
酒井 何度か移籍を経験していますが、やはり新しい場所でチャレンジするたびに気持ちは高ぶるものです。いい緊張感を保ちながらオフを過ごすことができましたね。もちろん不安もありますが、一番最初に移籍した時と比べれば不安な気持ちよりも楽しみな気持ちが大きいです。
グランパスに知っている選手や関わりのある選手はいますか?
酒井 大宮(アルディージャ)に在籍していた時にマテちゃん(マテウス)と一緒にプレーしていました。あとは(アルビレックス)新潟にいた時は今シーズン加入したレオ(シルバ)とやっていたし、あまり長くないですが武田(洋平)さんとも一緒でした。
移籍を決断した決め手を教えてください。
酒井 声を掛けていただいた時に、グランパスはどういうクラブで、どんなことを目指しているのかというお話を聞いて、率直に「やりたい」、「チャレンジしたい」という思いが強かったことです。タイトルを目指すチームで、常に勝ちを求められるチームであるということは前々から知っていますし、そういうチームの一員になりたいと思って決断しました。そして、自分の実力をどれだけ出せるかという部分でもチャレンジしたいと思ったことも理由の一つです。
期待されていることはどんなところだと感じていますか?
酒井 僕自身は前線でのパワフルなプレー、ダイナミックなプレーが売りだと思っています。そういうところを見てくださって「ああいった豪快なゴールを見たい」、「前線で力強いプレーをしてもらいたい」と言っていただきました。
グランパス戦で決めたゴラッソの話もありましたか?
酒井 そうですね。「すごく印象に残っています」と言っていただきました(笑)。
期待されるところは前線でのプレーということですが、公式発表ではポジションがMFになっています。サイドハーフやサイドバックなど様々なポジションをできることも特長の一つかと思いますが、ポジションについてはどう考えていますか?
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