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明治安田生命J1リーグ第38節 試合後セレモニー

412月
12/4(土)、明治安田生命J1リーグ第38節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで浦和レッズと対戦し、0-0で引き分け。試合終了後に行われたセレモニーに登壇した代表取締役社長 小西工己、マッシモ フィッカデンティ監督、丸山祐市選手、ガブリエル シャビエル選手のコメントをお届けします。

代表取締役社長 小西工己


2万7千人を超えるグランパスファミリーの皆さま、今日は豊田スタジアムへお越しくださいましてありがとうございます。そして、遠く浦和から来られた浦和レッズのファン・サポーターの皆さまも今日はありがとうございました。


試合結果は0−0の引き分け、そして今年のリーグの順位が5位で確定いたしました。でも本当に選手たち、マッシモ(フィッカデンティ)監督が率いるこのチームは、手前味噌ですがよくやってくれたと思っています。どうか拍手をお願いします。


コロナの感染が世の中で言われる中、一歩一歩、皆さま方の完璧な感染対策の下、このように2万7千人を超える皆さんに来ていただけるような日がやっとやってまいりました。そして、毎回試合に対してはマッシモが作ったこの堅牢なるグランパスの力を遺憾なく発揮してくれ、大変な中ではありますが、初めてルヴァンカップを得ることができました。これも皆さま方のおかげです。ありがとうございます。


そのタイトルを獲る道程でも、彼ら(選手・スタッフ)は隔離生活の中からの出陣でした。長い長い隔離生活の中、肉体的、精神的なストレスを跳ね除けて頑張ってくれました。これもファミリーの皆さま方のお力のおかげです。ありがとうございました。


来年に向けて、またこのチームは動き出します。来年こそまた新たなタイトル、そしてアジアへの道を切り拓くべく、一生懸命闘ってまいる所存でございます。ここにお越しいただきましたグランパスファミリーの皆さま、パートナーの皆さま、自治体の皆さま、そしてグランパスファミリーの皆さま、ホームタウンの皆さま、すべてのグランパスに関わる皆さま方への熱い想い、そして感謝の意を込めて、今年の私のあいさつとさせていただきます。本当に1年間ありがとうございました。


マッシモ フィッカデンティ監督


(日本語で)皆さん、こんにちは。

今日は皆さんに対して、頭で考えて物事を話すというよりは、心からの言葉を伝えるという機会にしたいと考えています。


今年だけではなくて、2年間本当に苦しいシーズンを過ごしました。まず今年皆さんの前でこうやって改めて話す機会をいただきまして、ルヴァンカップのタイトルに触れたいのですが、個人的なあまり報道で出ることはありませんでしたが、去年の頭に私の最愛の父が亡くなりました。彼にルヴァンカップを捧げたいと思います。


この2年間は、先ほど小西(工己)社長の言葉にもあったとおり、非常に難しい状況でした。サッカーをやるのに相応しい環境を常に与えられたわけではない中で、選手たちも頑張ってくれました。私は常に、「名古屋はいるべき場所にいなくてはいけないということを発言してきました。そういった中で、アジアの舞台での戦いもあり、タイトルをしっかりと獲ることができ、リーグでも決して悲観するような内容ではなく、上位争いをするポジションで2年続けてやりました。このチームが、私や選手たちも含めて、もう一度信頼を得るような働きをこの2年間でできたのではないでしょうか。一つのプロジェクトに基づき、“名古屋がまた強い名古屋に戻るんだというプロジェクトがしっかりと生きていると、前に進んでいると、そういった感覚を小西社長も感じてくれていると思いますし、グランパスを支えてくださっている皆さまもそういったことを感じてくださっているのかなと思います。多くの喜びと、少しなくなりかけていたと思われるサッカーに対する熱が名古屋にまた戻ってきたのではないかなと感じています。


先ほど小西社長もおっしゃっていましたけど、グランパスはここでなにも満足せずに、来年また必ず勝つために闘うという、そういった1年の準備をして、それをやりきらなければいけないと思っています。まずそういったことを現実的に目標として設定できる、そんな感覚を私にも感じさせてくれるような2年を過ごしてくれた、取り組み方をしてくれた選手一人ひとり、全員に皆さんの前で感謝したいと思います。


昨日の会見で少し触れましたが、私は来季もやるものだと思っている。そういう気持ちでいます。それが口約束だけではなくて、どういった仕事をしなければいけないかを理解した上で、本気で、全力で取り組むつもりでいます。そういったものが口約束ではなく、現実的にここから数日の間にすべてのことがはっきりして、サッカーをすることに集中できることを望んでいます。


今、会場にいらっしゃる方もそうですし、そうでない方も、本当に名古屋のファミリーの皆さまを心から愛しています。皆さんや選手、チームの関係者、小西社長、皆さんに対しての愛というものを、サッカーに対して真剣に、紳士に取り組むことでまた表現していきたいと思います。(日本語で)ありがとうございました。


丸山祐市選手


皆さん、こんにちは。本日の最終節に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。まずはじめに、グランパスに関わるすべての皆さまから多くのご支援、ご声援をいただきました。本当にありがとうございます。昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響により、過密日程、応援の制限がある中で、皆さまの支えがあったおかげで、選手たちはすばらしい経験ができましたし、すばらしい1年になったと思います。改めて、感謝を申し上げます。


今年は名古屋グランパスにとって初めてのルヴァンカップ優勝を果たしました。忘れられないシーズンにもなりました。来シーズン以降もタイトルを獲れるチームになるために、選手はもちろん頑張ります。グランパスに関わる皆さまと共に闘い、共に喜び合えるように頑張っていきたいと思うので、来シーズンも引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願いします。本当に1年間、ありがとうございました。


ガブリエル シャビエル選手


皆さん、こんにちは。正直に言いますと、感情的になってしまい、家で考えてきたスピーチの内容をすべて忘れてしまいました。在籍した5シーズンという期間において、プロとしての役割を果たすことができたと思います。


グランパスというチームは、僕を温かく迎えてくれました。ファミリーにも温かい声援をいただきました。いろいろな方々に対して、感謝の気持ちを抱いています。グランパスを去るという決断を下すにあたり、寄り添ってくれた奥さんにも感謝しています。また、「名古屋グランパスを守る」という使命を与えてくれた小西社長、2017年から一緒に闘ってくれたメンバー、そのあとに加わったメンバーにも感謝しています。この場にはいませんが、グランパスに連れてきてくれた中村直志(アカデミースカウト)さん、親身になって接してくれたナラさん(楢﨑正剛/クラブスペシャルフェロー・アカデミーダイレクター補佐・アカデミーGKコーチ)にも感謝しています。名古屋グランパスサポーターの皆さん、僕をグランパスファミリーに迎え入れてくれて本当にありがとうございました。