NGE

2021JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 鹿島戦 前日監督会見

49月
9月4日(土)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、5日(日)に行われる2021JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦の鹿島アントラーズ戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの記者会見を行いました。

マッシモ フィッカデンティ監督


ー第1戦の試合後会見で話していたように、明日の第2戦は2−0で折り返した“後半”という位置づけの試合になると思います。2点リードというアドバンテージがある中、プランはシンプルになるのか、またはいろいろなことを想定されているのでしょうか?

前回の試合を闘った上で、明日の試合をどのように回していくかということを考えられますし、勝った影響もあります。ただ、90分間の一つの試合をしっかりと闘うこと。我々自身はいつもの慣れた形を当てはめていい立場にあるので、90分間の中でしっかり勝つ、あるいは負けなければ次のステージに進むことができます。まずは試合に集中すること。相手は勝つだけでは足りないので、我々はしっかりと闘って、点を許さずに点を取って勝つというゲームをしたいと思います。


ーリードされている鹿島はいつもよりも強く闘ってくると予想されます。そういった想定を含めて、前半の戦い方をどのように考えていますか?

いろいろな想定ができる中、鹿島がどのように闘うか、時間帯によって戦い方をどのように変えるかは、鹿島が決めることです。我々としてはそれがどの時間とかではなく、こうきた場合はこう闘う、相手がここを抑えてきたら逆にここを突いていくと。攻撃と守備の両方を用意して、90分間闘い続けられるように準備しています。


ーシュヴィルツォク選手が2試合連続でベンチから外れています。彼の状態について聞かせてください。

特別にリリースする必要がない程度の、1週間程度で解消するような筋肉系の、故障とも言わないくらいのものです。コンディションをどんどん上げていく中、これ以上ハードに実践レベルの負荷をかけると、少し怖いなという状態で、疲労が蓄積していた影響もありました。彼はそこまで多くの試合をこなしたわけではないですけど、あまり理想的ではない環境の中で2週間を過ごし、いきなり試合に出場して、それが何試合か続きました。もちろんパフォーマンスはあれだけ良かったですけど、ここから先もまだシーズンが続いていくので、そういった部分で一度チームから外して、個人でのトレーニングをやってもらい、それからまたチームに合流するというステップを踏んでいます。今はかなりいい状態に仕上がっていると思っています。そういった兼ね合いがあって、何試合か実戦から離れていましたけど、特別な問題があるというわけではないです。


ー明日の試合は突破が最優先だと思います。一方で鹿島相手にもう一度どのような戦い方ができるかが、今のグランパスの強さをより強調できるものになると考えています。どのような形で突破するかという部分について聞かせてください。

明日の試合だけではなく、まずは試合をしていく中でどのようなサッカーをしたいのかという理想から入るのではありません。明日の対戦相手は、今はおそらくどのような状況にあるだろうと分析した上で、どのようなサッカーをやることが一番勝つ可能性を上げられるのか。そういった準備の仕方を今までやってきて、それを明日もやるだけです。明日のゲームをどのように見ているか、どのように位置づけるか。自分たち自身がしっかりとやりきるために、まずは勝つために闘うこと。0−0で始まったゲームをしっかりと勝つ。それで文句なしの突破ですから。そういった入り方を、我々自身は準備の段階からしています。鹿島については一人ひとり個々の能力がすごく高いです。いろいろな数字を見ていくと、やはり鹿島は今まで、あるいは今年も強いチームだということは変わりません。最大限に警戒して準備する必要があることは選手たちもわかっています。そういった角度から見ていてもいい準備ができていると思います。