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【父の日企画】自慢の父へ(長澤和輝編)

166月

『INSIDE GRAMPUS』では6月20日の父の日にちなんで、「選手の父親」をテーマにインタビューを実施。プロサッカー選手はどのような父親の下、どのような教育方針で育ったのか。第1回は長澤和輝選手に話をうかがいました。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部


今回は6月20日の父の日にちなみ、お父さんについての話をうかがいたいと思います。仕事を辞めて海外でプロのスキーヤーになったようですが、どのような経緯があったのかご存知ですか?

長澤 単純にスキーを愛していたからだと思います。小学校の頃は学校を休み、長野県の雪山に泊まり込みでスキーをしに行っていたと聞いています。人生は一度きりですので、22歳か23歳の時に夢を追いかけて、プロになることを決意して海外に行ったようです。


雪国出身というわけではなく、スキーが好きだったんですね。

長澤 そうですね。小さい頃に家族でスキー場に行き、滑らせてもらってから好きになったみたいです。なぜスキーを選んだのかわかりませんけど、単純に楽しかったからじゃないですかね。僕はそんな父親の下で育ったので、1歳の時からスキー場に行っていました。だけど、スキーヤーになりたいとは全く思わなかったかな(笑)。僕は小学校の頃にサッカーに出会って、プロサッカー選手を目指すようになりました。


お父さんはどこの国に行っていたんですか?

長澤 いろいろな国に行ったみたいですけど、ニュージーランドに行ってインストラクターの資格を取得。その後はオーストリアに行き、最終的に現地にあるスキー学校で校長になろうと考えたみたいです。ただ、ビザの関係でオーストリアに永住する方、もしくはオーストリア国籍の人しか受け入れられないと。というのも、そこで学んだことを日本に持ち帰るのではなく、オーストリアのために取り組んでほしいという方針があったからだそうです。もし父親が現地に留まっていたら、僕もオーストリアに住み、サッカーをやっていなかったかもしれないですね。


お父さんの活動によって、自分自身の人生が大きく変わっていた可能性もあったと。

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